『カルテット兜の緒を締めよ』2021年08月25日 10時40分40秒

<カルテットにもいろいろありまして>

以前、先輩のサックス吹きに誘われて、ジェリー・マリガンとボブ・ブルックマイヤーのカルテットをやったことがある。

2管なのにカルテット(4人)とは?と思うかもしれないが、このコンボはピアノレス、つまりリズムはベースとドラム、それに2管。

それに加えて、マリガンはバリトン・サックス、ブルックマイヤーはバルブトロンボーンという、変則編成かつ、変則サウンド。

ピアノのバッキングが無い状況での、サックスとのサウンド作り、アドリブのコード進行は、まるで丸裸で演奏している気分。

先輩にしてみみれば、もっとましなプレーヤーが欲しかったろうが、当時バルブトロンボーンを持っている者はそうはいなかったし。

そんな経験も、今思えばいい修行だった気がする。あのカルテットで演奏する時の、あの緊張感と覚悟を思い出して練習せねば・・・。

そこで本日の一言、
『カルテット兜の緒を締めよ』