『♪わがままは バンマスの罪~』2023年05月25日 10時30分30秒

<キャバレーバンドのハラスメント>

現代社会では、ハラスメントに対して厳しい目がむけられている。そこで、かつてキャバレーバンドで横行していたハラスメントについて考察してみる。

【アドハラ】
「おい、お前アドリブやれ」と、まだアドリブに対して未熟な奏者に、突然ステージでアドリブを強要する行為、アドリブ・ハラスメント。

【リハハラ】
予定外に「明日、4時からリハ(リハーサル)な」と、リハが必要とも思えない歌手のリハーサルを突然言い出す行為、リハーサル・ハラスメント。

【マジャハラ、ポカハラ】
休憩中に「おい、メンバーが足りんから、お前も入れ」と、マージャンやポーカーに無理矢理引きずり込む行為、マージャン・ハラスメント、ポーカー・ハラスメント。

【スモハラ】
休憩中にメンバーが観ているテレビを、「お、今日から相撲や」と、誰に断りもなく相撲中継にしてしまう行為、相撲ハラスメント。

【メロハラ】
アドリブ担当の2番奏者に「ちょっとこれ吹いて」と、ド演歌のメロディを吹かせ、「お前、色気無いな」と、なじる行為、メロディ・ハラスメント。

【セクハラ】
有名な歌手のリハーサル中に、サックス、トランペット、トロンボーンのうち、一つのセクションだけを指名して、同じ箇所を何回もやり直させる行為、セクション・ハラスメント。

キャバレーバンド、そしてそれを束ねるバンマスがほぼ消滅した現代では、これらのハラスメントを見ることはなくなった、サビシイ、いやメデタイ限りである。

そこで本日の一言、
『♪わがままは バンマスの罪~』

参考:チューリップ/「虹とスニーカーの頃」

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『♪わたしピンチのサウスポー~』2022年11月28日 09時45分45秒

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<左腕の苦難>

先日、コロナワクチン5回目接種の案内が来た、過去に4回もやっているのに、またかい、という気にならないでもないが、すでに第8波、の報道もあるし。

今まで副反応は無かったが、今回もそうとは限らない、いくら能天気な性格でも、心配が無くはない、特に今回は年末年始の病院の休業の心配もあるし。

ネットで予約を済ませたが、その前にはインフルエンザワクチンも予定済みで、来月はワクチン月間、いつも打つ左腕にはぜひとも頑張って欲しい。

トロンボーンのスライドを動かす右腕には摂取せずに、大事に取ってあるが、この先もずっと続くとなると、左腕からはクレームが出そう、「また俺?もう無理~」。

そこで本日の一言、
『♪わたしピンチのサウスポー~』

『一寸の興奮軽んずべからず』2021年07月05日 10時30分30秒

<ピーマンの憂鬱>

ピーマンA:「ここのカミさん、よく俺たちみたいにヒョロヒョロのピーマンを、2本も買ってくれたな、園芸が趣味かな」
ピーマンB:「植えた場所がベランダ下のコチコチの地面だから、園芸ともいえない程度だろ」
ピA:「そういや、手入れも無し、肥料も無し、だもんな」
ピB:「それでも鈴なりに実をつけてやったら、そのうちの食べられそうなのを5個、さっき収穫していったぜ」
ピA:「おい見ろよ、隣のゴーヤのやつも、固い地面に植えられてるぜ、お~い、どうだい調子は」
ゴーヤ:「ピーマンさんか、ありがとう、なに、昨年手入れもしないのに実が生ったんで、二匹目のドジョウを狙ってのことさ」
ピA:「ふーん、大変だなあ、お前さんも」
ゴーヤ:「ツルが延びて、行き場を無くしてたら、やっと昨日、旦那がネットを張ってくれたよ。あんたらも頑張れよ」
ピB:「おい、旦那ってのは、トロンボーンってえ楽器をやってる、あれか」
ピA:「そう、音楽、ってえのをやってる」
ピB:「音楽ってえのは、俺たちみたいに実がなるのかな」
ピA:「いやいや、音楽ってのは、ただの空気の振動さ」
ピB:「え~、空気の振動を聴いて、どうすんの」
ピA:「聴いた人が、”興奮してきたな、間違いない”、って言ってくれるんだよ」
ピB:「人間てのは、”興奮してきた”で、腹が膨れんの?」
ピA:「そうじゃなくて、心に栄養が届くんだよ」
ピB:「ハハ、ちょっとナニ言ってんのか、わかんない」
ピA:「分かれよ!人間には、心にも栄養が必要なんだよ」
ピB:「もう、ええよう~、なんちゃって」
ピA:「だから、ピーマンは頭カラッポ、って言われるんだよ、いいかげんにしなさい」

そこで本日の一言、
『一寸の興奮軽んずべからず』

『自分の吹きみて我が吹き直せ』2021年04月26日 09時30分30秒

<レコーダーを使おうか>

本番前日、自分の練習を録音したら、それこそ岡目八目で、あちこちにボロが目立った。やはり、第三者の耳で聴かないと、と反省。

ICレコーダーが2台あるが、会議の音声や小音量の楽器には使えても、大音量の楽器やライブに使うには、残念な音質。

ライブ録音用に買った少し音質のいいレコーダーは使い辛く、次に買った録画も出来るレコーダーは電池がすぐに切れる。

どれも10年以上前に買ったので、この際少しいいレコーダーを買い替えようと思案中、もちろん財布と真剣に相談しての上だが・・・。

そこで本日の一言、
『自分の吹きみて我が吹き直せ』

『♪ 川柳は続くよ どこまでも~』2021年03月29日 11時55分55秒

<なぜだろう川柳>

繰り返すものを詠める、
【 なぜだろう 歴史学ばぬ 「想定外」 】

もどかしさを詠める、
【 なぜだろう 二進三退 コロナ策 】

ジェンダーを詠める、
【 なぜだろう 「姦しい」の字さえ 性差別 】

「正義は最強」を詠める、
【 なぜだろう 弾はヒーロー 避けて飛ぶ 】

あの時代劇を詠める、
【 なぜだろう 印籠出すのは 5分前 】

便利な車を詠める、
【 なぜだろう 「踏み違えました」が 繰り返す 】

写真アップのブームを詠める、
【 なぜだろう 物は映(ば)えるが 人映えず 】

オレオレ電話を詠める、
【 なぜだろう 年金暮らしと 知る詐欺師 】

これさえやっとけばを詠める、
【 なぜだろう 旨い!とニャ~!で もつテレビ 】

第四波近しを詠める、
【 なぜだろう ハメもマスクも おっ外し 】

対コロナ医師団を詠める。
【 なぜだろう それでもめげぬ ディーエヌエー  】

そこで川柳を詠んだ本日の一言、
『♪ 川柳は続くよ どこまでも~』

『♪ 時々の流れに 身をまかせ~』2021年02月11日 11時50分50秒


下見の下見?に行く

演奏の依頼があったら、事前に現地に行き、依頼主と打合せをする。それは当たり前として、その打合せのための下見に行く、となると少し変、と言われるかもしれないが。

「打ち合せ」から、すでに本番、そう考えているからで、もちろん、距離的にそれが可能な場合に限るが。ということで、下見、打ち合せ、本番と、3回現地に行く。

ピンの仕事は一人で、宣伝、打ち合せ、ギャラ交渉、本番をこなす。その第一印象の決め手が打ち合せ、だからモタモタして印象を悪くしたくない、のが本音。

ということで、会場までの距離と時間、道路の状況などを確認してきた。特に時間は重要、なんせ、カーナビのその時々の気分で、どうなるか分からないので。

そこで本日の一言、
『♪ 時々の流れに 身をまかせ~』

『 油断大敵 菌がほうぼう 』2021年01月04日 11時59分59秒


初夢というのは、正月1日の夜見る夢だとか、2日の夜だとか言われている。また、夢は正夢とも、逆夢言われるが・・・。

仕事で使う軽トラックの調子が悪いので、修理屋に見せると、「車輪が楕円形になってます」と言う。修理にどれぐらいかかるかと訊くと、9380円と言う。

「それは高い」、と言ったところで目が覚めた・・・あまり楽しい夢ではない。が、さほど縁起の悪い夢でもないような気はする。

落語の『ねずみ穴』のオチは、「夢は土蔵の疲れだ」。これは、元のことわざの「夢は五臓の疲れ」をもじったもの、だが。

暮れから正月三が日まで、4日間飲んでいた。昨年ほどの大酒盛りはしなかったが、それでもさすがに五臓が疲れたのだろう。

五臓とは、カン・シン・ヒ・ハイ・ジン、つまり肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓、とのこと。どれが疲れても、夢見は悪そうだ。

さあ、三が日を過ぎた、生活の”時を元に戻そう”。コロナ菌の奴には時間の観念はない。用心することは2020年と変わりない。

そこで本日の一言、
『 油断大敵 菌がほうぼう 』

擬似中国語の読解問題2020年10月01日 11時50分50秒

<擬似中国語の読解問題>

中国では新しい言葉が流入すると、それに独特の漢字を当てる。それにならって当ブログが作った次の漢字が何を表すか答えよ。

【吾歌編楽】
ヒント:伴奏なしで歌う。
【嗚区尖音】
ヒント:とがった音、と言えば。
【歌云徒 部偉師】
ヒント:日本で最も馴染み深いビッグバンドを率いた人。
【技多安】
ヒント:六弦の楽器。
【混架】
交じり合った音を出す打楽器。
【雑務勢志音】
ヒント:志を持った人が集まって即興で演奏する。
【短羽鈴】
ヒント:カラオケ屋に常備されている楽器。
【万音奴的人】
ヒント:いろいろなジャンルを演奏する。
【美舞良音】
ヒント:音を舞うように演奏する方法。
【青色的能音】
ヒント:三度、五度、七度が♭する。
【万年邪】
ヒント:バンドの給料を取り仕切る年中邪悪な人と言えば。
【漫歩】
ヒント:ダンスの一種、漫然と歩いているように見える。
【来無的端有巣】
ヒント:街の端にある客の来ない(?)音楽の巣窟。
【流雲波】
ヒント:男女の踊る様が流れる雲のよう。

解答は次回に。

都々逸亭凡太郎の「都々逸寄席」2020年08月06日 12時10分10秒


えー、都々逸で一席ご機嫌をうかがいます、都々逸亭凡太郎と申します。
どどいつ、と言っても今のお若い方はご存知がないかもしれません。江戸時代から伝わる、七七七五調の言葉に節を付けて、人生の機微、男女の有り様をご披露するというもので、たとえば・・・
『♪:三千世界の 鴉を殺し ぬしと朝寝が してみたい』
これは高杉晋作の作とも言われております、落語『三枚起請』にも出てまいりますが・・・。本日はキャバレーバンドマンをテーマに都々逸をお送りしたいと思います、では、ご陽気にまいりましょう~♪

ライブハウスでのお客の様子、これが本音かも・・・
『♪:じっと目を閉じ 聴き入るプレイ ホントは耳まで 閉じたいの』

演奏者の腕前によっては、こういうこともあるようで・・・
『♪:ダンスのステップ 踏み踏み客は こっそり出口に 向かってる』

ライブハウスの経営というのも大変で・・・
『♪:ライブハウスは 珈琲の香り 煎り(入り)の具合が 気にかかる』

バンドマンは楽しくもつらい仕事、蓄えもなし、年金もなし・・・
『♪:古希を過ぎたら プレイが燃える 燃えるはずだよ 先が無い』
実はこれは『歳をとっても 浮気はやまぬ やまぬはずだよ 先がない』という先人の作の盗作でして。

ボーヤというのは無給の見習いのことですが、バンマスに言われたのは・・・
『♪:「ふいてこいよ」に 喜び行けば トイレで雑巾 渡された』

ホステスさんとの恋愛関係禁止の店が多いですが・・・
『♪:美人で可憐で 優しいけれど その気になれない ニューハーフ』

バンマスと平バンドマンの関係というは難しいもので・・・
『♪:演奏ミスでも なんにも言わぬ 今日のバンマスの 気味悪さ』

バンドマンたるもの、金は無くても腕さえあれば・・・
『♪:クジも当らず 出世もないが 楽器で生きれる 運の良さ』

ということで、都々逸亭凡太郎の一席、本日はこれまでといたします、ありがとうございました~♪

短編SF{2021年のライブハウス}2020年08月03日 22時00分00秒


「あれ、こんなところにライブハウスあったっけ。ちょっと入ってみるか。入り口がここで、ここが受付か、あの、すみません」
「はい、いらっしゃい、お一人ですか」
「ええ、一人ですけど」
「じゃ、書類を作るからそこに掛けて・・・ズボッと立ってないで座って」
「え、書類を作るって、ライブを聴くのに?」
「当然でしょ。マイナンバーカードは?持ってない、じゃまず名前、ふんふん、それから住所、生年月日、連絡先、家族構成」
「ちょっと待ってくださいよ、そんなのまで要るんですか」
「当たり前でしょ、それからどうやってこの店を知ったか、『SNS・ユーチューブ・友人の紹介・通りがかり』のうち、通りがかり、ね、危険度4、と」
「危険度4ってなんなんすか!?」
「はいはい・・じゃ、このファイルを持って奥の部屋で健康診断を受けて戻って来て」
「健康診断?!どうなってんだ・・・はい、行って来ましたよ、次は!」
「何をカリカリしてるの。診断結果、それと、あなたの好みのジャンルはっと・・・じゃ、右の567番の部屋に入って」
「どうなってんだ、このライブハウス。えーっと567番の部屋って、ここか。あれ、客がバラバラに離れてる、人気がないのか。バンドの名前は、”アボイド・スリー”?、あれバンドのメンバーもステージでバラバラだ。だめだこりゃ・・・ちょっと受付の人、どうなってんの、このライブハウス!」
「あ、お客さん、楽しんで頂いたようですね」
「え、どこが楽しいの!バンドはステージでバラバラだし」
「あれ、分かってないな、バンドの名前の”アボイド・スリー”のとおりでしょ、つまり三つ(密)を避けてるんですよ」
「なにそれ?」
「それに個人情報の提供、通りがかりだから身元不明で危険度1から5のうちの4、健康診断提出、客と客の間隔は広い、全部揃ってるでしょ」
「だから、なんなの」
「え、お客さん、店の看板見てないの、ほらよく見て」
客が看板をよく見ると、そこに書いてあったのは・・・
『日本政府公認コロナ完全対応・ライブハウス567』