『知之為知之、不知為不知。是知也』2021年08月15日 11時20分20秒

<知識の元はどこに>

5歳のころに、こんもりとした裏山を見ながらこの向うには何があるのだろう、高校生のころに、遠くの山の向こうにはどんな町があるのだろう、とココロがチクチクした。

学生のころには、自転車で旅行しながら、あの道の先には、、あの峠の向こうには、あの町の先には、何があるのだろうと、ひたすらペダルを漕ぎ続けた。

今なら、グーグルアースなどの地図アプリで、何があるのか簡単に知ることが出来る・・・が、知的欲求を満たすのに手間がかからないことは、本当に幸せなことなのか。

ネットに接続することで、場所も時間も飛び越えて知識を得る、そんな時代に染まっている自分の幸せ度が、昔に比べて貧弱になってきている、ふと、そんな気がした・・・。

そこで本日の論語の一言、
『知之為知之、不知為不知。是知也』
(これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らざると為す、これ知る為り)
※知っていることを「知っている」とし、知らないことは「知らない」とする、これが本当の「知っている」の本質だ(・・・ぐらいの意味か)