バンドマンの為の国語辞典(ひ)2018年06月13日 08時45分45秒

<筆者演奏予定>

6月13日(水) 20時30分~
Swing21・定期ライブ
コンベトロ(筆者主催バンド)
北九州市小倉北区堺町1-9-22北州観光ビル2F

6月15日(金) 20時00分~
「ラブソディ」定期ライブ <昭和の名曲をあなたに>
キャバレーサウンドメーカーズ(筆者単独)
北九州市小倉北区京町一丁目2-15

6月23日(土) 20時30分~
Swing21・定期ライブ
BBU(バックビートアップ=筆者参加バンド)
北九州市小倉北区堺町1-9-22北州観光ビル2F

6月24日(日) 20時~
SPACE for you Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ ライブ
BBU(バックビートアップ=筆者参加バンド)
県田川郡添田町添田1018−13

6月29日~7月1日 沖縄ツアー
沖縄ライブハウス「モッズ」
BBU(バックビートアップ=筆者参加バンド)

8月1日(水) 20時~
門司港・六曜館 偶数月第一水曜日ライブ
BBU(バックビートアップ=筆者参加バンド)
北九州市門司区門司港


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ひ【火】
失敗した時顔から出たり、酔って頭をぶつけたとき目から出たり、 借金の返済日が迫ると尻に点いたりするもの。

ぴあにすと【ピアニスト】
ピアノを演奏して収入を得る職業、またその人。両手全部の指はもちろん、時にはひじやかかとを使ったり、鍵盤の上を走り回ったりして音楽を提供する肉体労働者。

ひかくさんげんそく【比較三原則】
バンドマンの家庭の三原則。世間の豊かな暮らしと自分たちの暮らしを比較する情報は「持たず」「作らず」 「持ち込ませず」という原則。

ひきぎわ【引き際】
限界を自覚してバンドを辞める時期。「枯れた」とか「老練」などと周囲から言われ始めたらその時期。

ひきこもり【引きこもり】
仕事が終わり、夜中に家に帰り、一杯飲み、砂嵐が出るまでテレビを見て、いつの間に か寝て、昼ごろ起き、テレビを見て、暗くなると着替えて仕事に出かけるまで、一歩も家を出ず誰とも顔を合わせないバンドマンの生活。

ひこうかい【非公開】
華やかで、栄光に満ち、祝福された人たち、でないバンドマンの人生。

ひだりきき【左利き】
身体のうち右側よりも左側の方が機能すること、また、その人。
(左利きの人の例)
・浮気をする時、早く動くのが左手
・悔しい時、地団太を踏むのが左足
・女湯を覗く時、ハッキリ見えるのが左目
・聞き耳を立てる時、地獄耳になるのが左耳
・賄賂をもらう時、よく効くのが左の鼻の穴
・やるせない時、砂を噛むのが左の歯
・女房に嘘をついた時、わずかに痛むのが心臓の左側
・チャンチャラ可笑しい時、痛くなるのが左の片腹
などの人。但し、
・成金になった時、団扇を使うのが左手
の人は後天的なもので左利きには分類しない。

ひだりききようとろんぼーん【左利き用トロンボーン】
こんにちは、テレビショッピングのお時間です。
今回ご紹介するのは「左利き用 トロンボーン」です!
左利きだからトロンボーンは吹けないとあきらめていたあなた、今日からは左手で思いっ切りスライドをコントロール!
この素敵な左利き用トロンボーンを、今回は特別企画として、左利き用マウスピースもお付けして、超特価でご提供します。
(ちょっとカメラ止めて!)
そこのお客様、収録中なので私語はやめて頂けますか。
え?どんなトロンボーンもスライドをクルッと逆に付けるとそうなる?マウスピースに右利きも左利きもない?・・・ちょっとー、お客さん、素人には判かりゃしないんだから邪魔しないでくれるかな~。

ひだりまき【左巻き】
「頭のつむじが左巻きの人は頭が悪い」という俗説から生じた、頭が悪いことをさす差別的な言葉。但 し「外から内へか、内から外へか」の定説はないので、すべからく人間は頭が悪い、というのが真実。

ひだるま【火達磨】
借金を象徴する人形。バンドマンの家に「雪達磨」と対で飾ってある置物。

びっくりぎょうてん【吃驚仰天】
業界用語で「クリビツテンギョウ」。精神的、肉体的にスキだらけのバンドマンが些細なことで腰を抜かすほど驚く様子を表す言葉。

ひっすあいてむ【必須アイテム】
必ず持っていないとサマにならない物。
・水戸黄門の印籠
・弁慶の七つ道具
・バンマスの屁理屈
・ジャーマネのひねくれ根性
のような物。

ひっぱり【引っ張り】
バンドマン用語で「パリヒ」。給料アップやバンスを条件に(職場や音楽環境の向上は二の次)、他のバンドのメンバーを引き抜くというバンド界独特の儀式。

ひとま【一間】
座ったままで周りの全ての物に手が届くという便利な住居。バンドマンの住居に多く見られる。

ひとりごと【独り言】
話す相手無しに独りで喋ること。表現によって精神状態が現れる。
・ブツブツ=不安定な精神状態・・・「あー酒飲みてぇなあ」
・ブツクサ=興奮した精神状態・・・「こんなバンド辞めてやる!」
・モゾモゾ=不安定な精神状態・・・「ミスの言い訳どうしよう」
・モソモソ=迷いの精神状態・・・「明日なんと言って休もうか」

ひとりさかもり【一人酒盛り】
六代目・三遊亭円生さんが得意とした落語の演目。
上等の酒をもらった熊さんが、いっしょに飲もうと留さんを誘うが、留さんにはお燗番 だけさせて一滴も飲ませず、自分が全部飲んでしまう、という内容。オチは、
「ちょいと熊さん、留さんたいそう 怒って帰ったけど、喧嘩でもしたの」「留公か、ハハハ、うっちゃっときなよ、 あいつぁ酒癖が悪いんだから」
留さんのような惨めな思いをしたくなかったら熊さんの側になれ、でなければ酒を止めよ、という人生訓の落語。

ひにくや【皮肉屋】
人の悪口を直接的でなく遠まわしに言う、心根の優しい人のこと。

びにほん【ビニ本】
本が自動販売機で買えるという日本の読書文化の高さを証明する本。

ひねる【捻る】
ねじって向きを変えること。転じて、異った雰囲気を出すためにいつもと異なったことをすること。但し、捻り過ぎると元がわからなくなったり本人がねじれたりするので、演奏もエッセイもひねりは程々に。

びーふらっとがっき【B♭楽器】
楽器の「ド」の音が実音のB♭が鳴る楽器。古今東西のトランペット、テナーサックス、クラリネットの奏者が「なんで!」と頭を悩ませる呪われた楽器。

ひまつぶし【暇潰し】
楽譜の無い3rdトロンボーン奏者がステージの横でコンガを自己流に 叩いているような行為。

ひめ【姫】
男性奏者が女性奏者を呼ぶときの呼称。男は「姫」の持つ語感を楽しんでいるので、そう呼ばれ ても、むやみに喜ばないこと。

ひゃくにちのせっぽうへひとつ【百日の説法屁一つ】
理論を並べ立てても「プー」とか「スー」というミストーンを出したら、バンドマンと しての評価はそれまで、という厳しい現実を表す言葉。

びんぼうにんはむぎをくえ【貧乏人は麦を食え】
総理大臣・故池田勇人氏が、バンドマンの健康を願って唱えたスローガン。

びんぼうひまなし【貧乏暇無し】
1.「食うことに追われて寝る暇もおまへんわ」、という社交辞令。
2.「貧乏の途切れる暇がおまへん」、という悲しい本音。
3.「暇、ゆうムダな時間がのうて充実してますわ」、という負け惜しみ。

バンドマンの為の国語辞典(は)2018年05月29日 15時15分15秒

バンドマンの為の国語辞典(は)

は【派】
考え方を同じくする人の集まり。キャバレーバンドではささいなことに関してでも派が存在する。
1.少額のビーナカ(差し入れ)の金について
  A.貯金しましょうや派
  B.今分けましょうや派
2.リハーサルについて
  A.シーメ(食事)食えるからYES派
  B.やるだけ下手になるからNO派
3.店のイベントでコスプレについて
  A.わし、そんなん好きや派
  B.チンドン屋じゃあるまいしわしゃ着らん派
4.店から「客が入ったら歌謡曲をやれ」に
  A.歌謡曲楽やわ~(笑)派
  B.俺のジャズ魂が~(泣)派
5.歌が下手な専属女性歌手について
  A.誰かなんとかせーや派
  B.俺がなんとかしたる派
など。どちらの派も考えはごく浅はか。

は【歯】
口の中にあり、笑った時にチラリと白く見えることで愛嬌が増す器官。ただし、最近は白過ぎて相手に恐怖感を与えることが多い。

はいしゃ【歯医者】
開いた口がふさがらない人を治療をする医師。

ハイテンション【High Tension】
音楽の場では自分の意志でなく周りに同調して起こることが多い高揚した感情。

ばかばっかり【馬鹿ばっかり】
バンマスがつぶやく言葉。この場合「ばっかり」の内容に2通りのパターンがある。
1.「馬鹿な事」の省略。
「明日休む?本気じゃないよね~もう、馬鹿ばっかり」
2.「馬鹿な者」の省略。
どうして「本番で間違うの~もう、馬鹿ばっかり・・・」

はきだめにつる【掃き溜めに鶴】
掃き溜めにとってはめったにない目の保養の状況。

ばけじゅう【化け十】
「にんさんばけしち(人間三分、化け物七分)」の上をいく「化け物十分」のこと。化け物に対しての最上級の誉め言葉のようだが化け物には使わない。

はじしらず【恥知らず】
恥という漢字を知らないで書けない人。そうならない為に日頃から恥をかくこと。

はしたがね【端金】
ごく小額と判断されるお金。小額の判断基準はその人の生活水準によって異なる。バンドマン生活には端金は存在しない。

はじのうわぬり【恥の上塗り】
ペンキと同様、恥も塗り重ねた方が厚く丈夫になってよい、 というバンドマンの知恵。

はためいわく【傍迷惑】
本人が自覚しないのに回りに迷惑をかけること。パッケージショーの演奏中に「おい、今どこや?!」と聞いてくるバンマスの行為のようなこと。

ばちあたり【罰当たり】
いつかは天罰が下るような悪事のこと、また、そのような悪事を行っている者。
米俵に腰掛けて休んでいる水戸黄門
店に足を向けて寝ているバンマス
楽器ケースをテーブルにして博打 をしているバンドマン
スネアドラムに自分のイチモツを載せてロールを叩き「あー気持ちが いい!」と言っているドラマー
のような者達。

ばちがい【場違い】
その場にそぐわないこと、またその行為。葬式でのバカ騒ぎ、バンド部屋での真剣な練習、など。

8020運動【はちまるにまる運動】
「80歳まで20本、自分の歯を残そう」という、厚生労働省がすすめて いる運動のスローガン。歯より命を残す方が先決な人には無関係。

はちゅうるい【爬虫類】
「バンマスは、自分を爬虫類にたとえたら何だと思います?」

ハッタリ【はったり】
バンドマン用語で は「タリハツ」。いきなり相手に先制攻撃を喰らわせ、相手がビックリしている間に 足元をすくうという、「張り手」と「とったり」を組み合わせた高度な技。

ハッピーバースデイトゥユー!【happy birthday to you!】
ケネディ大統領の誕生日にマリリンモンローが色気たっぷりに歌い、アメリカの歴史が変わった歌。

ばてばて【バテバテ】
疲れ切った様子を表す語。「ばてる=疲れ果てる」の「ばて」を重ねて意味を強調したもの。モテモテ(もてる)、ノリノリ(乗る)、バレバレ(ばれる)、カミカミ(噛む) なども同様。但し、「オレオレ」はこの部類には含まれない。

はむ【ハム】
一般的には高級ハムのこと。バンドマンには「○○のハム・ソーセージ」のハムの こと。

はんかつう【半可通】
中途半端な知識しかないのに物事に精通しているつもりの人。
「彼女~、このホテル、BGMにズージャー流してるんだ。やっぱズージャーは、ウエスタンコーストのハードバップに限るね、ボーコンもいいけど、 やっぱ5人のカルテットがいいな。16小節のブルース、最高。 そういえば最近、ビッグフォー、テレビに出ないね、いいバンドなのに。
そうそう、こないだ、ミジンコ研究家の坂田としお、サックス吹いてたけど、けっこう 上手かったよ。でもサックスはやっぱ、アベサダだね。それと、ラッパーはヒノテルコ。
最近は「ウオーターガールズ」の影響で若い人もズージャー聴くらしいよ、「心中の首下がり」とか「茶色の尿瓶」とかのグレンミラーものなんか。あ、ちょっとボーイさん、マイルス・デービス・ジュニアの「クールの誕生日」かけてくれる? え、置いてない?なんでかなー。

はんしはんしょう【半死半生】
立ちっ放しライブの2回目ステージ後半のバンドマンの様子。

はんしんはんぎ【半信半疑】
右手では握手し左手では眉に唾を塗っている状態。

はんていまけ【判定負け】
「まあまあ、二人とも、夫婦喧嘩は犬も喰わないって言うから。で、喧嘩の原因は?ふんふん・・・ そりゃ熊さん、お前さんが悪い。」

はんのうはんぎょ【半農半漁】
田舎のキャバレーのバンドマンの就業状態。

はんめんきょうし【反面教師】
「ああならないように」と手本にする人。バンドマンでも先生として世の中の役に立つということを表す言葉。

タイ・ギ・シン?2018年05月24日 11時11分11秒


さる感銘的な演奏会を聴きにいって感じたこと。

よく相撲道などで使われる言葉で「心技体」というのがある。しかし、これは到達した後で言える言葉で、その道のりは「体・技・心」だ、という感想。

まず体力をつける、次に技を磨く、そうした研鑽の結果心が宿る、つまり「体・技・心」。「心技体」の順番は、シンギタイ、という言葉のリズムからと思う。

その演奏会の奏者に感じたのは、体=スタミナ(2時間のステージの)、技=テクニック(客を喜ばす)、そして心=フィーリング(個性的な感性)。

ということで、古希後に「スタミナもテクニックも無いが、ハートだけは!」、という自己満足的な老ジャズマンにならないためにも、まだまだ「タイギシン」・・・。

やりたいこと、か、やることになったこと、か2018年05月21日 23時59分59秒


もうすぐ古希になる、ボーッとしていたら歳をとるばかり。で、新しいことを始めることにした。

1)4Trombonesを始めてみる
今度で三度目のトライ。一度目は4番Tbがアメリカへ帰って消滅、二度目は4番Tbが病死で空中分解。今度は自分が原因にならないように気をつけないと。

2)演芸のグループに入会
以前に芸人登録してもらった会に誘われて入会することに。一匹バンドマンで通してきたが、誘われた以上はそういう縁があるのだろうと、流れに身を任せることにした。

自分のやりたいことをやる、のではなく、やることになったことが実はやりたいこと、なのかもしれないし。なにはともあれ、「古希高齢者」として頑張ってみるか・・・。

バンドマンの為の国語辞典(の)2018年05月09日 10時40分40秒


のう【脳】
神経の中枢器官。人間の場合は、楽器を演奏しながら、この後飲みに行く店、くどき文句、借金の言い訳、などを 同時に考えることの出来る思考器官。

のうのう【のうのう】
どんな 逆境の時でも泰然自若と構えている様子。ビッグショーでミスをした時、女房に浮気がバレた時、借金でドロンしている時などのバンドマンによく見られる様子。

のうがき【能書き】
元は薬の効能などを記した(誇大広告の)文書。転じて、口下手なバンドマンが自分の技量を棚に上げて言う美辞麗句。この場合は「能書きを言う」ではなく、上から目線で「能書きを垂れる」と表現する。

ノウハウ【know-how】
「特殊な技術や経験の情報」を意味するビジネス用語。バンドマンの知恵をさも偉そうに言う時の英語表現。

のけぞる【仰け反る】
驚いて体を後ろに反らせること。その際に「ゲー!」とか「ギョエー!」などの奇声を発することが多い。例として、
・買おうとした楽器の値段を一桁安く見誤っていたと知ったとき。
・演歌歌手の譜面が意外と難しかったとき。
・超高層ビルを見上げて田舎の高層ビルが実は低層ビルと知ったとき。

のしをつけてかえす【熨斗を付けて返す】
恩着せがましくくれた物を慇懃無礼に返すこと。バンマスから頂いた物を返すときのバンドの礼儀作法のようなこと。

のぞく【覗く】
高い場所から、隠れた場所から、見えそうでないものを、など、ただ見るのとは違って人を活発化させる不思議な効力を持つ視覚動作。ただし度が過ぎると犯罪になることもあるので注意が必要。

のだいこ【野幇間】
技量はないが祝儀だけは欲しい不正規の幇間(たいこ= ほうかん、たいこもち)。
落語「うなぎの幇間」
炎天下の通りで出会った、どこかで見かけたことのある(気がする)男にまとわりついて、 なんとかご祝儀をせしめようとする野幇間。「じゃ、鰻でも食うか」と誘われ、汚い鰻屋の2階で精一杯のオベンチャラを振りまきながら、 美味くもない鰻をほおばる。便所に席を立った男を待ちながらご祝儀のことを考えていたが、つまでも男が帰って来ない。店の者に聞くと、勘定を払わないで先に帰ったとのこと。 真っ青になり泣く泣く勘定を済ませ 店を出ようとするとボロ下駄しかない。「おい、俺のいい下駄は!?」「お連れさんが 履いていきました」
野バンドマンにとって教訓とすべき噺。

のたれじに【野垂れ死に】
看護もされず死ぬこと。バンドから見放されたバンドマンが人知れず死んでいる、といったことはよくある話。

のっとられる【乗っ取られる】
自分の支配下にあったものを他人に奪われること。バンドマ ン用語では「ケツをかかれる」。バンド社会でひんぱんに見かけられる現象。

のーといえないにほんじん【ノーと言えない日本人】
演奏の出来・不出来にかかわらず、プレーヤーが外国人ならノリまくっている日本人のような人。

のどからてがでる【喉から手が出る】
極度に欲っしている状況を表す言葉。バンドマンの場合は実際に手が出ることもある。その他にも、
・顔のパーツの中でも特に口が軽い
・パンダのように目を白黒させる
・顔から火が出てやけどをする
・二枚舌があってひんぱんに噛む
・現世にいても地獄耳
・プロ野球投手より手が早い
・白(シラ)をきっても腹が黒い
・体のパーツの中でも特に尻が重い
など、 バンマスには様々な身体的特徴がある。

のどもとすぎればあつさをわすれる【喉もと過ぎれば熱さを忘れる】
悪い意味でも良い意味でも、過去のことを参照しないときに発するひと言。例として、
・小籠包を食べたあとにひと言
・浮気が止まらない芸能人がひと言
・セクハラで追放された政治家が復帰でひと言
・返すあてはないけど金を借りられたときにひと言
など。

のばなし【野放し】
ステージの合間の休憩中にバンド部屋で焼肉をして、その煙で火災報知器が鳴って店が大騒ぎしている のに、それに気が付かないバンド、のように管理されず放置されている状態。(実話です)

のべじんいん【延べ人員】
複数回の客の入りを加算して、あたかも一回でその集客があったように発表する、興行主が よく使う客の数え方。

のべのおくり【野辺の送り】
互助会に入っていないバンドマンの寂しいお葬式。

のむ・うつ・かう【飲む・打つ・買う】
酒(を飲む)、博打(を打つ)、女(を買う)、のこと。 ただし、現代では内容が以下のように変化してきている。
1)バイアグラ(を飲む)、強壮剤(を打つ)、女房の不満(を買う)
2)糖尿病の薬(を飲む)、インシュリン注射(を打つ)、家庭の医学書(を買う)
3)嫁の意見(を飲む)、財産放棄(に手を打つ)、納骨堂(を買う)
4)末期の水(を飲む)、綺麗なお迎え(に手を打つ)、「三途の川」の渡し券(を買う)

のらねこ【野良猫】
可愛らしく鳴くと餌が貰える、ということを知っている、餌を与える人間より知能の高い猫。

のり【ノリ】
音楽の場において、大抵は演奏者の若さやルックスによって引き起こされる感情の高揚。

のんびり【のんびり】
バンドマン人生は永遠に続く、と思い込んでいるバンドマンの様子を表す言葉。

花の命は短くて・・・2018年04月26日 23時59分59秒


デジカメで花を撮るぐらいつまらんことはない、カメラの性能がよくて花が綺麗なら、いくらでもそれらしい写真が撮れるし~。

自分では「いい!」と思っても、傍から見れば自己満足の写真にすぎん、病院の壁などにそんな写真をよく見掛けるし~。

さらに、パソコンで見ていればいいものを、わざわざ高いインクを消耗してプリンターから出すということの気が知れないし~。

・・・ただ、花の命は短いから、ひと時の華やかさが愛おしいから、刹那的な美しさを留めたいから、ならしょうがないか・・・

それに、デジタルをプリントすることでアナログとなる、するとそれなりの感慨が生まれる・・・ということで、最近は花の写真が家の壁のあちこちに・・・

新しい楽器はやる気の種?2018年04月23日 10時00分00秒


新しい楽器を買った、アルトトロンボーーーン。

長らく欲しいと思ってはいたが、値段が障害で。

某日本メーカー製品だと二十数万円だとか・・・。

プラスチックのならスイヤ(安い)であるけれど。

で、ある日ネットを見ると「エッ、この値段で?」

モノは中国製で某日本メーカーの10分の一。

こりゃバチモンかな、クチコミは悪くはないけど。

しかし「残り一点」、この表示が悪魔のささやき。

夜中の2時だし、眠たいし気分は投げやりだし。

で、「ま、ええか、ポチッとな~」と「確定」ボタン。

数日後、製品が届く、開ける、洗う、そして・・・。

スライド、音程、チューニング管、悪いとこ、ナシ。

「ネットで安楽器は信用できない」は過去のこと?

たまたまかも、ラッキーかも、でも買ったモン勝ち。

よし、これを使う選曲を、4Tbを、アドリブを・・・。

マンネリの生活にちょっとだけ刺激を感じ始めた。

そこで本日の教訓、

【 新しい楽器はやる気の種 】(ただし種が育つかどうかは・・・)

バンドマンの為の国語辞典(ね)2018年04月18日 10時15分15秒


ネカ【ねか】
バンドマン用語で「お金(かね)」のこと。ネカ日=給料日。金(キン)ではないので、ネカ曜日、ネカ色夜叉、♪まさかりかついだネカ太郎、のようには用いない。

ねがえり【寝返り】
寝ている間に体を反転させること。それから派生して敵味方のサイドを切り替えること。ネカアップ(昇給)したとたんバンマスを擁護する発言をしたりするバンドマンにありがちな行為。

ねこなでごえ【猫撫で声】
猫が甘えるような声を出すことから、心情にかかわらず優しい声。
(古今亭志ん生のマクラより)
ねずみの母親が、出戻ってきた娘のねずみに「あんないい家の、どこが不満なの」「だって、お姑さんが・・」 「きついのかい」「ううん、優し過ぎるのよ」「優し過ぎるんならいいじゃないか」「でも、猫撫で声で・・・」

ねこにこばん【猫に小判】
持ち主より持ち物の価値が高く釣り合わないこと。小学生にクランポン、中学生にアメセル、 高校生にキング3Bゴールドプレート、大学生にスタンウェイ、二流バンドマンにヤマハ、など。

ねこばば【猫糞】
猫が排泄物を土をかぷせて隠す行為から、小ずるく他人の物を自分の物にして隠すこと。猫に失礼な言葉。

ネーチャン【姐ちゃん】
バンドマンが、相手が「おばあさん」 「おばさん」「お嬢さん」など年齢や未婚・既婚に関係なく女性を呼ぶ際の呼称。外見に左右されない呼称なので、ホテルのフロント嬢、スチュワーデス、外国人女性観光客、キャバレーの新人女性歌手などに対しても使用し、その普及に努めている。

ねつえん【熱演】
「バンマス、実はチャンカー(妻)が具合が悪く、子供が熱を出して、父が危篤で、私が風邪気味で、是非明日休みたいんですが!!」「あんたの熱演、そんじょそこらの役者より上やね」

ねっからの【根っからの】
「生まれ付いての」という意味。根が地中に深く広がっていることから、他にも、
「バンドマンは根っからの女好き」
「バンドマンはいつまでも根に持つ」
「バンドマンは生まれつき根暗(ねくら)」
「バンドマンは根明(ねあか)のふりをする」
「バンドマン生活は根無し草」
「バンドマンは根も葉もない噂を 信じる」
「バンドマンの恨みは根が深い」
などの用語がある。

ねっとおーくしょん【ネットオークション】
インターネット上で行われる競売のこと。トラブルに巻き込まれないよう、以下の四字熟語を参考に注意すること。

出品物の内容は → 玉石混交
思わぬ掘り出し物を見つけて → 興味津々
それにしては値段が安過ぎると → 半信半疑
初めは欲しくもなかったのに → 付和雷同
競り値の金額は → 虚虚実実
終盤での競り合いは → 丁々発止
知らぬまに自分が最高額者に → 急転直下
「あなたが落札者」の通知に → 意気揚々
周りの者に自慢して → 喜色満面
しかし、なかなか物が届かず → 疑心暗鬼
しばらくしてやっと届いて → 感慨無量
箱を開けて「何、これ?」と → 茫然自失
騙されたと知って → 意気消沈
そんなことはネットでは → 日常茶飯
横で見ていた妻は → 抱腹絶倒
全く、インターネットの世界は → 複雑怪奇

ねどこ【寝床】
落語「寝床」から派生して、下手の横好きの旦那芸のこと。 「うちの社長、結構サックスが上手いって?」「いや、しょせん寝床」、のように用いる。

ねまわし【根回し】
次に起きる展開を想定した上で他人にフォローを依頼しておくこと。
「ごめん、アドリブ、何処いってるか分からんようになったら教えて」

ねるこはそだつ【寝る子は育つ】
よく寝る子は健康な証拠でよく育つという意味。大人に対して使う場合は「寝る子は体が育つ」。

ねんがらねんじゅう【年がら年中】
一年を通していつも同じで変化がないこと。
バンドのユニホーム、バンド部屋の隣のボイラーの騒音、バンマスのいいわけ、ジャーマネのグチ、女房の昼寝、のような状態。

ねんじゅうむきゅう【年中無休】
キャバレーバンドマンの勤務状況。

ねんちゃくしつ【粘着質】
粘りがあり物に着き易い性質。タダ酒、あぶく銭、昔の栄華、楽な仕事 などに対し、一度着いたらなかなか離れないバンドマンの性質のひとつ。

ねんぶつ【念仏】
パッケージショーが止まった時や、大物歌手のバックでミスった時に、バンドマンがステージ上で唱えるつぶやき。

ねんりき【念力】
ステージのストリッパーの衣装に対してバンドマンがかけている思い、のように精神的に物を動かそうとする強い意識のこと。

バンドマン風落語「金明竹」2018年04月11日 10時19分26秒

~♪~
えー、落語の「与太郎噺」の一つに「金明竹」というのがありまして、道具屋の店番を頼まれた与太郎が、主人の留守中にやって来た仲買人の難しい用語を聞いて騒動を起こす、という噺ですが・・・。
バンドにもバンド用語というのがありまして、初めて聞くと何を言っているのか?と思うようなことがいくらもありますが。

「おいボーヤ(見習い)、今日のカンバンが打ち合わせに来たら呼びに来いって言ってたのに。 カンバン、来なかったのか」
「あ、バンマス、お帰りなさい。うん、誰も来なかったよ」
「そうか?おかしいな」
「誰も看板なんか持って来ないけど、綺麗な女の人が、『打ち合わせしたいんだけど~』って、覗きにきた。いないって言ったらまた来るって」
「バカ、それがカンバンだ。看板歌手だからカンバンってんだ。しゃあない、 俺、ヒーコー(珈琲)に行ってるから、また来たら呼びに来るんだぞ、いいか」

「ハハハ、バンマス走って行っちゃった。あ、誰か来た。あのー、どなたです?」
「わて、今日の歌手のマネージャーだす。途中で歌うジャズのメモリー(楽譜なしの即興) の曲のことやけど、バンマスいてはりまっか」
「バンマス?いま非行に走ってった」
「非行に走った?なんちゅーバンマスや。ま、ええわ、ほな、お伝え願えまっか」
「オツタさんが真っ赤?」
「(けったいな奴っちゃ)。
リハでは歌う曲のキー、ジー(G)ゆうてましたけど、キーが違ごてましたんで、シー(C)のキーでお願 いします。アタマ(冒頭部分)、ヤノピ(ピアノ)でボロンと音ください。ルバートでエー エービーエー(AABA=32小節の曲の形式の名称)のエーいったら、手ぇ振りまっさ かい、次のエーからインテンポ(一定の演奏速度)で。
ワンコーラス(曲一通り)いったら、タイコ(ドラム) のオカズ(短い間奏)で、次のワンコーラスはインスト(インストルメント=楽器演奏) でお願いします。ラッパ(トランペット)のメロ(メロディー)に、ボントロ(トロンボ ーン)とクラ(クラリネット)にからんでもろて、シーデキ(デキシーランドジャズ)風 に。プランジャー(ミュートの一種)使こてもろてもええで んな。サビ(曲の中の転換部分)から歌出まっさかい、そこからバンドさん、チータ (立奏)でやってもろて、ケツ(曲の終りの部分)はAトレン(テイク・ジ・Aトレイ ン=ジャズの曲名)風のエンディングで。と、こうお伝え願えまっか」
「ハハハ、面白いな。おい、100円やるから、もういっぺんやってみな」
「何ゆうてんのや、忙しいのに。まーいっぺんゆうさかい、あんじょう聞いてや。
歌う曲のキー、ジーゆうてましたけど、キーが違ごてましたんで、シーのキーでお願いします。 アタマ、ヤノピでボロンと音ください。ルバートでエーエービーエーのエー行ったら、手ぇ 振りまっさかい、次のエーからインテンポで。ワンコーラス行ったら、タイコのオカズで、 次のワンコーラスはインストでお願いします。ラッパのメロに、ボントロとク ラにからんでもろて、シーデキ風に。プランジャー使こてもええ。そのあと、サビから歌出まっさかい、そこからバンドさん、チータで やってもろて、ケツはAトレン風のエンディングで。と、こうお伝え願えまっか。ほな、よろしゅう!」

「あーあ、怒って行っちゃったよ。100円がいけなかったかな。200円っ て言やよかったな。あ、バンマス、お帰り」
「おい、今出て行ったの、ターウのジャーマネだろ。カンバンの代わりに打ち合わせに来 たんだな。何か言ってなかったか」
「えーっとね・・・あ、そうだ、爺さんが気が違ったんで、死んだ気でお願いします、っ て」
「爺さんが気が違った!?カンバンの爺さんかな、気の毒に。そりゃ、バンドも死んだ気でやるが、それから」
「で、頭がボロボロで、海老と海老が手を振って、インポテンツになった」
「頭がボロボロで海老が手を振る?幻覚を見るのかな、インポテンツって、下半身もボ ロボロってことか?で」
「んーと、たらこのおかずで、インスタントのわんこそばが食べたい」
「妙なモンを食べたがるんだな。それから」
「そんでもって、らっぱ飲みして、ボンクラがからんで、秀樹がブラジャーをして、チータ ーのお尻から錆が出た」
「おいおい、お前の言うことは変だな。もういい、俺が行って聞いてくる。まったく、お前み たいなのがメンバーだと知れたら、ギャラも取れんだろ!」
「あ、そう言ってた、『ええ取れん』」

バンドマンの為の国語辞典(ぬ)2018年04月05日 09時39分48秒


【ぬ】
日本語の中でも使用頻度の低い言葉のひとつ。これは「ぬ、ヌ」の発音のイメージ、特に 擬態語などで使われる場合の印象が悪くて好まれないためと思われる。
(例)
・ヌルヌル、っとした肌の汗かきのボントロ吹き
・ヌメヌメ、っと舌が動くサックス吹き
・ヌチャヌチャ、っと音をたてて食べるラッパ吹き
・ヌー、っと噂話の現場に現れるタイコ叩き
・ヌーポー、っとして何を考えているのか分からないベース弾き
・ヌケヌケ、っとデタラメの話で誤魔化すジャーマネ
・ヌラリヌラリ、っとメンバーの話をそらすバンマス

ぬかみそ【糠味噌】
糠を原料とする味噌。演奏者の音程が正しくないと腐って異臭を放つという特殊な性質の味噌。ただし、本人にはその異臭が伝わらない。

ぬかよろこび【糠喜び】
一時的な喜びで「後でガッカリする」というおまけ付きの喜び。例えば、
・嫌なメンバーが辞めると聞いて喜んでいだら、一日休むだけだった。
・バンドに休みが貰えるらしいと喜んでいたら、店が閉店した。
・彼女に「話がある」と誘われ喜んだら、別の男との恋愛相談だった。
・金メッキの楽器を6000円でゲットしラッキー!と思ったら、翌日ただの真鍮の光沢と判明。
(以上筆者実話)

ぬきあし【抜き足】
歩き方の一種。泥から抜くようにそっと足を上げることから。差し足、忍び足と セットで用いる。夜逃げや夜這いなどで使用すると効果がある。

【ぬくぬく】
バンドマンより高い収入がある人の生活の様子。

ぬけすずめ【抜け雀】
古典落語のひとつ。 駕籠かきが下賤な仕事とされた時代の噺。
ボロ宿に泊まった無一文の侍が、宿賃のかたに描き残した雀の絵。この雀が絵から抜け出るので大評判に、宿屋は大繁盛。そこに老人が現れ「この雀は疲れて死ぬ」と、絵に鳥籠を描いて去っていく。その後しばらくして再び宿を訪れた一文無し、「かごを描き忘れていた・・その老人は私の父だ」と言い、「ああ俺は親不孝だ、父を籠かきにした」
(この噺を聴いて、貧乏なバンドマンを助けておこうする人が増えることを願う)

ぬすびとをとれえてみればわがこなり【盗人を捕らえてみれば我が子なり】
「前句付け」という言葉遊びの「きりたくもあり きりたくもなし」という題の句に付けられた前句の一つ。
バンドマンがこの題に前句を付けるとすると、
・高い手でリーチかけが 当りそう  きりたくもあり きりたくもなし 
・演奏は 下手だが役立つ バンドマン きりたくもあり きりたくもなし
・仕事後の 夜中のテレビの 再放送 きりたくもあり きりたくもなし
・散らすより 早く治ると 言われた胃 きりたくもあり きりたくもなし
・頭髪の 残りわずかと なりにけり きりたくもあり きりたくもなし
・鏡もち 時期を逃して 硬くなり きりたくもあり きりたくもなし
・エロビデオ これからなのに 妻戻り きりたくもあり きりたくもなし
など。

ぬるまゆ【微温湯】
入浴するのに高すぎもせず低すぎもせず、入ったが最後、出るに出られなくなる温度のお湯。バンド社会では、お手軽な演歌のバックバンド、アドリブ無しのダンスバンド、新曲が増えないバンド、下手でも先輩を立てるバンド、などに湧き出ていて、注意していないと一生をこのお湯の中で送ることになる。

ぬれてであわ【濡れ手で粟】
濡れた手を粟に突っ込むといっぱい粟が付いてくるように、労力をかけずに大きな効果を得ること。バンドマンの理想で、他にも 「棚からぼた餅」、「金は天下の回り物」、「漁夫の利」、「蝦で鯛を釣る」など、いろいろ な方法で消エネを実践している。