『 血(血圧)を見て乱を忘れず 』2020年11月11日 11時40分40秒


ヤバイ、血圧が上がった、それも許容範囲を大きく超える値で!

病院の定期健診で告げられ、クリビツテンギョウ!確かに、閉じこもりで運動不足、そのくせ食事の量は同じ、では体重が増える、筋肉が落ちる、結果、血圧が上がる、のは当然だろうが。

酒のせいもあるか。次の日に残らないなど、ここ最近酒に強くなったような気がして、酒量が増えたのは否めない。実態は、肝臓などの肉体が苦行に耐えているだけなのだが。

ということで、とりあえず血圧計を買った。血圧の測定のほか、運動の再開、睡眠の質の向上、塩分控えめの食事への改善、寒さ対策など、課題は山積している。

昔、「ステージで倒れれば本望」と言うバンドマンがいたが、周りの迷惑を考えればとんでもない話。自分も他人事ではない歳だと自覚する、いいきっかけとしなければ。

そこで本日の一言、
『 血(血圧)を見て乱を忘れず 』

『名言必ずしも名言ならず、迷言必ずしも迷言ならず』2020年11月12日 10時00分00秒


【 バンドマンのための名?迷?言集 】

<ジャズには二通りある、自分のジャズと、他人のジャズだ>

<良いバンドマンは不幸だ、自分の演奏を客席で聴けない。悪いバンドマンは幸せだ、自分の演奏を客席で聴かなくてすむ>

<性格が地味だ?いいんだよ、音が輝いていれば>

<人生の抑揚はメロディの抑揚として現れる>

<ミスをしないことはいいことだ、いけないのはミスを恐れて臆病になることだ>

<使えるバンドマンか調べるのは簡単だ、他のバンドマンの前でそいつを誉めてみればいい>

<演奏ミスは恥ずかしい。が、それを恥ずかしいと思わないのはもっと恥ずかしい>

<人が楽器を選ぶのではない、楽器が人を選ぶのだ>

<歳をとれば上手くなる、ということはない、歳は努力しなくても誰でも得られるものだから>

<酒をくれ、今日は本気で演奏するから>

<挫折の無い人生が面白みの無いバンドマンを作る>

ということで本日の一言、
『名言必ずしも名言ならず、迷言必ずしも迷言ならず』

『急いてはコロナを仕損じる』2020年11月13日 10時10分10秒

毎年春3月に、造り酒屋で「新酒の会」ライブをやっている。バンドはいろいろ替わったが、始めてからもう20年になる。

それが今年の春は、コロナの危険が広がり始めたころだったが、用心のためとして早々と中止にした。

その後6月に田植え、10月に稲刈り、というスケジュールも中止。それもやむなし、と思っていた。

それが、8月過ぎから世間はGoToナンチャラで、息を吹き返そうと大騒ぎをしているではないか。

なんだ、もういいのか、じゃ来年の3月の「新酒の会」は実行しようか、と主催者一同集まって話をした。

ホテルではパーティがない、飲み屋では宴会がない、このままでは日本酒の危機だ、ぜひ会を実行しよう、と。

ところが、今度は「第三波だ気をつけろ」、とか。ブレーキとアクセルを同時に踏み込んだら、とうとうエンジンから煙が出た?

思うに、過去を取り戻すのではなく、現在を未来につなげるために何をすべきか、その道筋を示して欲しいのだが、・・

・・諦めと投げやりの風潮が蔓延して、第四波、第五波、ついにはエンジンが火を噴く状態、になる前に、じっくりと腰を据えて。

そこで本日の一言、
『急いてはコロナを仕損じる』

『 ♪サイクリング、再起リング、ヤッホー、ヤッホー 』2020年11月14日 11時00分00秒


「体重が増えて~」と言うと、誰ともなく返って来る言葉が「自転車、乗ってます?」

学生の頃、自転車で青森まで行った。壁に貼っていた日本地図一枚、ビニール製の安テント、それに最低限の金を持って。

大牟田から山口、島根、鳥取など日本海側を北上、新潟、秋田と走りぬけ、青森まで約2週間。三段切り替えの自転車でひたすらペダルを漕いだ。

そんなこともあって、自転車には思い入れが強く、バンドでも自転車好きで通っていたので、「乗ってます?」の問い返しになったわけで。

そんなこんなで急きょ、再起を目指し(新品は買えないので)買って20年のボロボロ状態のマウンテンバイクをオーバーホールに出し、今は完成待ち。

本体以外はほとんど丸替え。ただ、ペダルはビンディング(はめ込み式)のまま、と告げた。そうでないと、いかにも乗ってます、の格好にならないし。

とはいえ、停まるときペダルからシューズが外れずに転ぶのは「ビンディングあるある」。この歳で転んだら、骨折などで演奏不能になる可能性もある。

なので、せいぜいちょっとした距離を走るぐらいにして、舗装の下り坂を50km/hとか、石だらけの林道をガタガタ下るとかは、もう止めにしておこう。

「好き」で乗っていた自転車を、「健康のため」に乗ることになるとは。しかし、これも体重減、呼吸器強化、ひいては演奏力向上のため、ということで。

そこで本日の一言、
『 ♪サイクリング、再起リング、ヤッホー、ヤッホー 』

『 ♪散歩進んで 二歩さがる~ 』2020年11月15日 11時11分11秒


GoToナンチャラは善人か悪者か?という話は、「コロナで死にますか、貧乏で死にますか」、みたいな話にも捉えられている。

コロナの恐怖と、貧乏の恐怖では、恐怖の分野が違うはずだが、それを比べようとしていること自体が、混乱を生んでいるような。

年寄りには、GoToナンチャラの仕組みも利用法も分からず、傍観するしかない。が、そのおかげでテンヤワンヤの世相が見えてくる。

手を洗い、マスクをし、人との接触を避け、のんびり散歩をしていても、日本の未来が後退しないか心配だが、そうは見えないだろうな。

しかし、いつまで傍観という立場でいられるか。自分の身に降りかかればどうなのか。GoTo病院も、GoTo墓場も、年寄りとて好きではない。

そこで本日の一言、
『 ♪散歩進んで 二歩さがる~ 』

『頭隠して四字(しじ)隠さず』2020年11月16日 10時50分50秒


<バンドマンのための四字熟語(上)>

【 悪線苦闘 】:あくせんくとう
五線譜の線の印刷が悪く読むのに苦労すること。

【 悪効増五音 】:あくこうぞうごおん
五音を重ねてハーモニーを作ると効果が悪くなることもあるので注意が必要だということ。

【 吾美叫喚 】:あびきょうかん
自分の音のあまりの美しさに泣き叫ぶナルシストのこと。

【 意気と烏合 】:いきとうごう
やる気のあるバンドマンと烏合の衆のバンドマンの集まり。

【 衣食働源 】:いしょくどうげん
バンドマンが働く源は衣食のためということ。

【 胃新伝心 】:いしんでんしん
胃薬を飲んで胃が爽やかだとそのことが他のバンドマンにも伝わること。

【 嬉々一髪 】:ききいっぱつ
髪が一本生えても嬉しい老バンドマンの様子。

【 奇想店外 】:きそうてんがい
物静かなバンドマンが一歩店を出ると奇態な様相に変わること。

【 妻食兼美 】:さいしょくけんび
食欲が旺盛でかつ美人という、ありえない理想の妻のこと。

【 痔画持参 】:じがじさん
痔を患ったバンドマンがその写真を持って病院に行くこと。

※これらの四字熟語は一般の辞典には掲載されていません、念のため。

そこで本日の一言、
『頭隠して四字(しじ)隠さず』

『四(よん)で字のごとし』2020年11月17日 10時10分10秒


<バンドマンのための四字熟語(中)>

【 時給自足 】:じきゅうじそく
給料が時給制になって苦しい生活をしているバンドマンの様子。

【 精神性・異 】:せいしんせい・い
バンドマンの精神性は一般人と異なっているということ。

【 再三妻四 】:さいさんさいし
植木算で考えると再婚を三回すれば妻は四人になるという説明。

【 タイガーん成就 】:たいがーんじょうじゅ
タイガーズファンのバンドマンが優勝を祈ること。

【 大器蛮声 】:たいきばんせい
将来大物になる者はたいてい野蛮な声をしているということ。

【 笛材適所 】:てきざいてきしょ
クラリネットやフルートの材料が有効に使われているという、楽器の解説文。

【 店外孤独 】:てんがいこどく
バンドマン同士は店内では仲がよさそうでも一旦店を出ると一人きりだ、ということ。

【 得意manmen 】:とくいまんめん
manの複数形はmenだと答えて得意になっている様子。

【 二速三文 】:にそくさんもん
ギアが二速しかない自転車は三文の値打ちしかないという偏見。

【 年高女烈 】:ねんこうじょれつ
年齢が高くなるにつれバンドマンの妻は気が強くなるということ。

そこで本日の一言、
『四(よん)で字のごとし』

『♪ 息はヨレヨレ 帰りは怖い~ 』2020年11月18日 10時10分10秒


血圧降下、体重減のため、散歩のまね事を始めた。

ゴミ捨てのついでに、朝方の町内を、歩いてもせいぜい1500歩ぐらいを、あてどなくブラブラする。いろいろな発見がある。

地面一杯に散り広がっている落ち葉は、赤や黄色の面だけでなく、裏側の薄茶色の面も出して散るのか。

こちらへ歩いてくるお婆さん、この前も見かけたから、いつも散歩しているんだろうが、りちぎにマスクをしてるな。

えっ、いつの間にかこんな所に新築の家が三軒も!でも、ここって以前は何があった場所だっけ、空き家?空き地?

「あら~お久しぶりです」と、細い川の向こう岸から、同じアパートから引っ越して行った人が声をかけてくる。

うちのアパートに時々顔を見せる猫、こんなところで寝ている、ははぁ、お前いつもこの家でエサを貰っているのか、おい。

帰り着いて歩数計を見ると、やっと1600歩。体重は減らないが腹は減る、血圧が下がらないかわり、息が上がる、やれやれ・・・。

そこで本日の一言、
『♪ 息はヨレヨレ 帰りは怖い~ 』

SF小説 『 脳は口ほどにモノを言う 』2020年11月20日 09時45分45秒


ある会社の役員会議が始まって2時間経った。途中、喉の渇き止め用のペットボトルのお茶が丸々残っている状況でコーヒーが出されたが、それにも手を付ける者はおらず、淡々と会議は進行した。

やがて、社長が席を立ち上がると、専務、常務、部長全員が立ち上がり一礼し、社長もそれに応え軽く頭を下げ、会議は閉会した。その2時間の会議中、一言の言葉も発されることはなかった。

「いやぁ、今日の会議は楽だったね」、「そ、みんなの意志の疎通が途切れなかったし」「社長も、今日は変な雑念を発して赤恥をかくこともなかったしな」「そうそう、あれは気を使っちゃうねぇ」。

「しかし、過去の会議のように、喋るってのも悪くないって思わない?」「いやいや、50年前のコロナの流行が発端となって、人間が獲得したすばらしい能力を使わない手はない、今さら”喋る”なんて不要だよ」「お茶もコーヒーも、形式儀礼だしね」

その部長たちは、いや、今や全人類はテレパシーで会話していた。人類の口は、火、道具、言葉、を使うヒトの三つの能力のうちの、喋る能力を捨て、ただ食べるだけの器官になっていた、「食事の時以外はマスクを外すことを禁ず」、という『地球コロナ法』が発布されて以来・・・。

そこで本日の一言、
SF小説 『 脳は口ほどにモノを言う 』

『 前門のコロナ 後門の御上(おかみ) 』2020年11月20日 10時05分05秒

先日、異業種交流のような会に出席した、GoTo~の解禁で。

入り口で検温を受け、手を消毒し、会場へ入る。小さめの宴会場に、6人掛けの丸テーブルが五つ、今回の出席者は30人ほど。

3ヶ月おきに開かれる会だが、コロナの影響で、9ヶ月ぶりの開催、参加者も半分ほど。主催者の苦労がしのばれる。

会食前に、透明のうちわが配られ、「会話はそれを口に当ててお願いします」。多分その会式場の常備品なのだろう。

2時間で会は終了したが、その間、そのうちわはほとんで使われることなく、テーブルに置かれたままで会話が交わされた。

第三波が急速に広がっている。それでも、GoToは継続、少ない人数で会食をと、コロナと経済を天秤にかける方向性は変わらないようだ。

自身、宴会に出席して感じたのは、場当たりの検温の疑問、人々の会食中の自制心の欠如、結句、コロナに対する警戒心の希薄さ。

会が終って数日経つ。もしコロナに罹患していても、発症するのはもう少し後。その間、自分を恨むか、GoTo政策を恨めしく思うか。

そこで本日の一言、
『 前門のコロナ 後門の御上(おかみ) 』