擬似中国語の読解問題2020年10月01日 11時50分50秒

<擬似中国語の読解問題>

中国では新しい言葉が流入すると、それに独特の漢字を当てる。それにならって当ブログが作った次の漢字が何を表すか答えよ。

【吾歌編楽】
ヒント:伴奏なしで歌う。
【嗚区尖音】
ヒント:とがった音、と言えば。
【歌云徒 部偉師】
ヒント:日本で最も馴染み深いビッグバンドを率いた人。
【技多安】
ヒント:六弦の楽器。
【混架】
交じり合った音を出す打楽器。
【雑務勢志音】
ヒント:志を持った人が集まって即興で演奏する。
【短羽鈴】
ヒント:カラオケ屋に常備されている楽器。
【万音奴的人】
ヒント:いろいろなジャンルを演奏する。
【美舞良音】
ヒント:音を舞うように演奏する方法。
【青色的能音】
ヒント:三度、五度、七度が♭する。
【万年邪】
ヒント:バンドの給料を取り仕切る年中邪悪な人と言えば。
【漫歩】
ヒント:ダンスの一種、漫然と歩いているように見える。
【来無的端有巣】
ヒント:街の端にある客の来ない(?)音楽の巣窟。
【流雲波】
ヒント:男女の踊る様が流れる雲のよう。

解答は次回に。

都々逸亭凡太郎の「都々逸寄席」2020年08月06日 12時10分10秒


えー、都々逸で一席ご機嫌をうかがいます、都々逸亭凡太郎と申します。
どどいつ、と言っても今のお若い方はご存知がないかもしれません。江戸時代から伝わる、七七七五調の言葉に節を付けて、人生の機微、男女の有り様をご披露するというもので、たとえば・・・
『♪:三千世界の 鴉を殺し ぬしと朝寝が してみたい』
これは高杉晋作の作とも言われております、落語『三枚起請』にも出てまいりますが・・・。本日はキャバレーバンドマンをテーマに都々逸をお送りしたいと思います、では、ご陽気にまいりましょう~♪

ライブハウスでのお客の様子、これが本音かも・・・
『♪:じっと目を閉じ 聴き入るプレイ ホントは耳まで 閉じたいの』

演奏者の腕前によっては、こういうこともあるようで・・・
『♪:ダンスのステップ 踏み踏み客は こっそり出口に 向かってる』

ライブハウスの経営というのも大変で・・・
『♪:ライブハウスは 珈琲の香り 煎り(入り)の具合が 気にかかる』

バンドマンは楽しくもつらい仕事、蓄えもなし、年金もなし・・・
『♪:古希を過ぎたら プレイが燃える 燃えるはずだよ 先が無い』
実はこれは『歳をとっても 浮気はやまぬ やまぬはずだよ 先がない』という先人の作の盗作でして。

ボーヤというのは無給の見習いのことですが、バンマスに言われたのは・・・
『♪:「ふいてこいよ」に 喜び行けば トイレで雑巾 渡された』

ホステスさんとの恋愛関係禁止の店が多いですが・・・
『♪:美人で可憐で 優しいけれど その気になれない ニューハーフ』

バンマスと平バンドマンの関係というは難しいもので・・・
『♪:演奏ミスでも なんにも言わぬ 今日のバンマスの 気味悪さ』

バンドマンたるもの、金は無くても腕さえあれば・・・
『♪:クジも当らず 出世もないが 楽器で生きれる 運の良さ』

ということで、都々逸亭凡太郎の一席、本日はこれまでといたします、ありがとうございました~♪

短編SF{2021年のライブハウス}2020年08月03日 22時00分00秒


「あれ、こんなところにライブハウスあったっけ。ちょっと入ってみるか。入り口がここで、ここが受付か、あの、すみません」
「はい、いらっしゃい、お一人ですか」
「ええ、一人ですけど」
「じゃ、書類を作るからそこに掛けて・・・ズボッと立ってないで座って」
「え、書類を作るって、ライブを聴くのに?」
「当然でしょ。マイナンバーカードは?持ってない、じゃまず名前、ふんふん、それから住所、生年月日、連絡先、家族構成」
「ちょっと待ってくださいよ、そんなのまで要るんですか」
「当たり前でしょ、それからどうやってこの店を知ったか、『SNS・ユーチューブ・友人の紹介・通りがかり』のうち、通りがかり、ね、危険度4、と」
「危険度4ってなんなんすか!?」
「はいはい・・じゃ、このファイルを持って奥の部屋で健康診断を受けて戻って来て」
「健康診断?!どうなってんだ・・・はい、行って来ましたよ、次は!」
「何をカリカリしてるの。診断結果、それと、あなたの好みのジャンルはっと・・・じゃ、右の567番の部屋に入って」
「どうなってんだ、このライブハウス。えーっと567番の部屋って、ここか。あれ、客がバラバラに離れてる、人気がないのか。バンドの名前は、”アボイド・スリー”?、あれバンドのメンバーもステージでバラバラだ。だめだこりゃ・・・ちょっと受付の人、どうなってんの、このライブハウス!」
「あ、お客さん、楽しんで頂いたようですね」
「え、どこが楽しいの!バンドはステージでバラバラだし」
「あれ、分かってないな、バンドの名前の”アボイド・スリー”のとおりでしょ、つまり三つ(密)を避けてるんですよ」
「なにそれ?」
「それに個人情報の提供、通りがかりだから身元不明で危険度1から5のうちの4、健康診断提出、客と客の間隔は広い、全部揃ってるでしょ」
「だから、なんなの」
「え、お客さん、店の看板見てないの、ほらよく見て」
客が看板をよく見ると、そこに書いてあったのは・・・
『日本政府公認コロナ完全対応・ライブハウス567』

567(コロナ)に勝つ方法2020年04月13日 11時30分30秒


緊急事態宣言は5月6日までとか。それなら、それまでにコロナ=567、にちなんで、568(コロナの上)のことをしようと考えた。

俳句を568作る・・・これだと一日20以上作ることに→それだけの俳句心がないからムリ。
猫の写真を568枚撮る・・・これも一日20枚以上、そのうえ外をうろつかないといけない→これもアウト。

そこで思いついたのが、千の漢字をダブらずに使って書かれた四言二百五十の詩の「千字文」。その中から568文字、写し書きしようか。

そのほか、キーの違う練習曲が二十数曲ある、それを25日間続ければ568回になる、など。

仕事も、リハーサルも、合同練習もない、つまり目的がない。しかし、だからこそ、こんなときにこそ出来ること、なんか探してみるか・・・

よくある聞き違い、見違い、カン違い2020年04月06日 10時45分45秒


テレビでコマーシャルが流れている。と、その途中で突然、
「前川きよしさん」
え、ナニ?と、画面を見ると、
「マイカー共済」

NHK大河ドラマ「麒麟が来る」の、テーマが気になって、
「なんか聞いたような気がするんやけど・・・」
すると、カミさんが、
「出だしが”ロッキーのテーマ”、なんじゃない」

6000円で買ったトロンボーンの刻印を見て、友人が、
「それ”オールズ”っていう有名メーカーやん!」
やった!、で、よく調べてもらったら、
「”オールズ”でなく、”オパール”って、製造会社不明やった」

老人クラブの演奏会で川柳クイズをやったとき、
「時計より 早起きをして ○○止める」、さあ答えは?(答えはベル)
すると、妙齢のご婦人が勢いよく手をあげて、
「息止める!」

よくある聞き違い、見違い、カン違い、これって歳?それとも性格?

一幕芝居「志村けんさんを偲ぶ」2020年04月02日 11時35分35秒


( 幕が開く、薄暗い細い道で、ふたりの男が話している )

「おや、熊さんじゃないか、どこへ行くんだ」
「あ、ご隠居、なにね、てえくつだから、ちょっと演芸場にでも」
「てえくつ、って言い草があるか、いくら退屈だからって、出歩くのはよしたほうがいいな」
「え、なんでです」
「今、世界中がコロナと戦ってる、コロナを広げないためには、人にうつさない、うつされない、それには人と接しない、つまり出歩かないのが一番、ってことだ」
「え~、でもそんなんじゃ、娑婆(しゃば)の生活は、たまったもんじゃねえな」
「そうなんだが、ま、ここしばらくはじっと我慢、なんとか生き延びる手立てを模索しないと」
「えー、コロナで死んじまった隠居が言うのも変だな」
「熊さんもだろ、ところで、今日は誰が出てるんだ」
「それそれ、今日は『三途の川演芸場』で、新人が初ライブをやるんだ」
「ほう、どんなんだ」
「ん、『志村けん・ひとりコント』」
「そりゃ楽しそうだな、わしは今から「コロナ死者の会」に顔を出して、閻魔大王に出す嘆願書作りだ、じゃまたな」
「隠居も気を付けて・・って、気を付けてても、ここに来ちまったんだけどね、じゃあ」

( 二人はそれぞれ「六道の道」を風に乗って去っていき、静かに幕が降りる) < 終 >


・・・志村けんさんのご冥福をお祈り申し上げます・・・

「グレン・ミラーが聴きたかった」2019年11月25日 22時00分00秒


先日、ある老人向け施設で演奏することになった。

下見に行ったら、演奏する部屋は40人ほどのキャパ。これは、いつもの老人会だろう、と勝手に思っていた。が、当日行ってみると、屋台あり、ゲームコーナーありなど、町を上げての大きなイベントの中の一つだった。

それに、会場のポスターには「JAZZトロンボーン演奏」の文字が。老人会用に旧~い歌謡曲を中心に組んでいたが、演奏をしながら見ると、中には「今日はJAZZを聴くぞ」、の意気込みが見える人もいた。

ただ、見る限りでは、95%が昭和歌謡世代、3%がその付き添い、で、2%がJAZZ期待。これだと、取り立てて選曲ミスでもないか、と思う。が、帰り際に80代のご婦人がポツリ、「グレン・ミラー聴きたかった」。

いつも選曲に気を使う。自分のやりたい曲をやり受け入れてもらうのが一番・・・いや、その場のTPOに合わせるべき、いや、オールマイティ選曲などない・・・これって、ポリシーの無さか、イベント演奏専門の悩みか・・・

人の音みて我が音直せ?2019年06月10日 20時00分00秒


菖蒲の季節ということで、車で40分ほどの距離にある村の菖蒲園に行ってみた。すると・・・・

会場から200mも離れた駐車場まで、会場のイベントのアナウンスがガンガン聞こえてくる。「さあ、こちらではたこ焼き、あ、おばあちゃんのおはぎもありますよ、あら、安いですね~」

菖蒲の花が整然と並ぶ池に着き、池の周りを散策する間も、絶え間なくこのアナウンスは続いたが、しばらくして止まった、と思ったら、今度は、すさまじいサウンドのロックバンドの演奏が・・・

「イベントしなくちゃ」、「○○ちゃん達がバンドやっとるよ」、「アナウンスは○○さんが得意」など、主催者の方も苦労したのだろうが、さて、ほとんどが老人ばかりの見物人にはどう響いたか・・・

おしゃべりも、ともすると音の洪水、音の垂れ流しになるし、ロックの爆裂音も、境い目を間違えると、音の暴力になりかねない。このイベントがそうだった、とは言わないが、わが身に省みて用心、用心・・・。

頭の体操にパズルはいかが2019年02月07日 23時59分59秒


4個の形の違う木片を組み合わせていろんな形を作る(24個の見本あり)、というパズルがある。旅館の部屋に置いてあって売店にも売ってあったが、1620円だったので買わずに帰った。

が、気にかかってネットで探していたら、そのパズルの写真が出てきた。それならと、その写真をプリントして100円ショップで買った厚紙に貼り付けて自作のパズルを作成した。

食事のあととか、テレビを観る合間に解いている。実は10数年以前にやって24個全部解いた。が、今回は22個は解けたがあと2個が、どうあがいてもどうしても解けない。

もっとショックだったのは、以前に解けたこの4個のパズルは実は初級で、もっと個数の多い中級、上級がある、ということ。歳とともに固くなっていく頭、今のうちになんとかしないと・・・(汗)

後悔より先に立て!2018年11月22日 01時20分20秒


デ、データが消えた!!

音楽シーケンサーQY100は「楽団ひとり」の仕事にとって必須アイテム、いっしょに演奏したり、伴奏に使ったり。そのメモリーカードには200曲近い音楽データが蓄積されているので、データの定期的なバックアップは欠かせない。

一昨日もバックアップをしなければ、と思いつつ一日延ばしに。で、昨日なにげなくスイッチを入れてカードからデータを呼び出そうとしたら「カードを認識できません」・・・「えっ?!」、まさかと思ったが、何度トライしても結果は同じ!

Windows3.1のパソコンを出発点にデジタルデータを扱うようになって数十年、嫌と言うほどデータのはかなさを実感してきたのに、ここに来てまた「あの時バックアップしておけば」、の苦汁をなめることになるとは。

幸い、1ヶ月前バックアップしていたので、完全消滅はそれ以降の6曲だった。それでも、6曲とも行き当たりバッタリの入力だったので、コードも伴奏のメロディも紙の記録が残っていない、イチから作り直しはつらい~。

そこで、本日の教訓、
【 後悔先に立たず → 後悔より先に立て 】