都々逸亭凡太郎の「都々逸寄席」2020年08月06日 12時10分10秒


えー、都々逸で一席ご機嫌をうかがいます、都々逸亭凡太郎と申します。
どどいつ、と言っても今のお若い方はご存知がないかもしれません。江戸時代から伝わる、七七七五調の言葉に節を付けて、人生の機微、男女の有り様をご披露するというもので、たとえば・・・
『♪:三千世界の 鴉を殺し ぬしと朝寝が してみたい』
これは高杉晋作の作とも言われております、落語『三枚起請』にも出てまいりますが・・・。本日はキャバレーバンドマンをテーマに都々逸をお送りしたいと思います、では、ご陽気にまいりましょう~♪

ライブハウスでのお客の様子、これが本音かも・・・
『♪:じっと目を閉じ 聴き入るプレイ ホントは耳まで 閉じたいの』

演奏者の腕前によっては、こういうこともあるようで・・・
『♪:ダンスのステップ 踏み踏み客は こっそり出口に 向かってる』

ライブハウスの経営というのも大変で・・・
『♪:ライブハウスは 珈琲の香り 煎り(入り)の具合が 気にかかる』

バンドマンは楽しくもつらい仕事、蓄えもなし、年金もなし・・・
『♪:古希を過ぎたら プレイが燃える 燃えるはずだよ 先が無い』
実はこれは『歳をとっても 浮気はやまぬ やまぬはずだよ 先がない』という先人の作の盗作でして。

ボーヤというのは無給の見習いのことですが、バンマスに言われたのは・・・
『♪:「ふいてこいよ」に 喜び行けば トイレで雑巾 渡された』

ホステスさんとの恋愛関係禁止の店が多いですが・・・
『♪:美人で可憐で 優しいけれど その気になれない ニューハーフ』

バンマスと平バンドマンの関係というは難しいもので・・・
『♪:演奏ミスでも なんにも言わぬ 今日のバンマスの 気味悪さ』

バンドマンたるもの、金は無くても腕さえあれば・・・
『♪:クジも当らず 出世もないが 楽器で生きれる 運の良さ』

ということで、都々逸亭凡太郎の一席、本日はこれまでといたします、ありがとうございました~♪

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