トロンボーン吹きの憂鬱 by ジェイワン梶原とキャバレーサウンドメーカーズ

＜え？なんだって？＞

歳を取るにつれて、人の言う言葉に「は？」とか、「すみません、もう一度」とか、聞き返したりすることが多くなってくる。

それは、聞くほうに問題がある・・・としても、最近の話を聞いていると、話すほうにも責任があるのでは、という気がする。

まず、テレビの漫才、トーク番組などの影響なのか、全てにおいて会話スピードが速い。聞き取れなくてもスピード感重視、というのを感じる。

ニュースを読むアナウンサーにもそれを感じることがあって、「え？」、とツッコミたくなることが度々、それもスピード重視による問題なのでは。

「便器とガソリンで走る車の・・・」
便器？ああ、電気、ね。

「浣腸問題について・・・」
浣腸？ああ、環境、ね。

「展示会にスッピンされました・・・」
スッピン？ああ、出品、ね。

「ダイソーさまざまな大きさの・・・」
ダイソー？ああ、大小、ね。

アナウンスのプロだったら、もっとしっかりしろ、と電話しようかと思うが、「それは貴方の耳のせいです」、と無視されるだろうから、今日はこのへんにしとしてやるか。

そこで本日の一言、
『♪電話かけてもベルだけが　テレビ局に響くだけ～』

※朱里エイコ「北国行きで」