トロンボーン吹きの憂鬱 by ジェイワン梶原とキャバレーサウンドメーカーズ

＜刺激を求めて＞

マウスピースを買った。

トロンボーンには一般的に、テナー、テナーバス、バス、アルト、バルブ、などの種類がある。どれも、マウスピースという金属の吹き口に唇を当てて音をだす。

そのマウスピースは、楽器と同じぐらいに、音量、音色、個人の特色、にかかわってくる。しかし、その種類は形状、太さ、厚さ、などによって多種多様で、なかなか選択が難しい。

なので、面倒だとばかり、５０年前に、これ！、と決めて、同じ形状のものを数本揃えて、ずっとそれを使っている。

その際に、滑り止めとして、口の当る部分に筋を入れた、なので、ますます他の形状のには馴染めない・・・が、そろそろ飽きてきたな・・・ということで、ヤフオクで物色して入手した。

しかし、結局また同じ形状のマウスピースを選んでしまった。ただ、筋が入っていないので、口当たりの感覚が違う。これで本番に臨むには、さすがに勇気が必要なので、目下訓練中。

最近、”自分を鼓舞する”ために、中古ながら、トロンボーン、マウスピースと買った。が、それから受ける刺激の程度によって、鼓舞され方が違ってくるようだ。

今回買ったマウスピースも、新品同様とはいえ、半額以下の中古品。これで刺激を貰おうとは、もってのほか？いや、心構え次第？、はてさて１ヶ月後、どうなっているやら。

そこで本日の一言、
『安物買いの刺激失い』