『 喉元過ぎればあっさり忘れる 』2020年12月18日 11時11分11秒


「いいこと」と思ってやったつもりが、思わぬ逆効果、という場合もある。

木の枝に付けたミカンを、小鳥がついばんでいる。そこに、木の下で様子をうかがっていた猫が、ソ~ッと近づいたかと思うと、パッと木に飛び付いた。

もちろん、小鳥は高い枝に飛び移って逃げたが、しばらくは木に寄り付かず、猫も諦めて姿を消した。残ったのは寒風に佇む木の静寂。

ミカンを食べられない小鳥、狙った獲物を逃がした猫、静寂の中に佇む木、を眺めていると、なんとなく今の世界のコロナ対策を見ているような気が。

自粛解除だと喜ぶ人々、そこへ2波襲来で、再び自粛、その結果迎える静寂の年末年始。さて、いいこと(自粛解除)というミカンを、これからどういう深謀遠慮で与えるのだろうか。

小鳥と猫の生活の行方を握るミカンの提供者は、ミカンを付ける場所をさらに高い枝にした。が、さて、これから世界はどんなコロナ対策をとるのだろうか?

そこで本日の一言、
『 喉元過ぎればあっさり忘れる 』