『名月を 取ってくれろと 泣くゴーヤかな』2022年09月11日 11時11分11秒

<月とゴーヤの物語>

ベランダ下の空き地の草を取った。

地面からベランダの天井まで、びっしりと蔓を延ばしたゴーヤを処分しようと思ってのことだったが。

草を取ってあらわになったゴーヤの根元は、今年の猛暑を乗り切った証しのように、太くたくましかった。

それを見たとたん、ゴーヤの処分は先延ばしに、この根っこを引き抜くなんて不人情なことは、とても出来ない。

昨夜は”中秋の名月”が、おぼろにかすんで、天空からゴーヤを照らしていた、「まだ残暑は続きまっせ~」。

もうしばらく様子を見て、月が「もう、取ってもいいんじゃないっすか」、と言ってくるまで、待つことにしようか。

そこで本日の一言、
『名月を 取ってくれろと 泣くゴーヤかな』