トロンボーン吹きの憂鬱 by ジェイワン梶原とキャバレーサウンドメーカーズ

＜初春の声＞

今日から愛鳥週間を始めた、個人的に。

ベランダの外の、葉っぱがすっかり落ちて枝だけの木に、安物のみかんを半分に切って枝に刺す、一年ぶりのこと。

５分もしないうちに、まずヒヨドリが２羽、それからしばらくしてメジロが１羽、さっそくミカンを啄（つい）ばみに来た。

ヒヨドリは、喉が枯れたような声で「ギャーァ、ギャーァ」と鳴く、ここに安っぽい餌があるぜ、と仲間に知らせるように。

あまり綺麗ではない、というより、聞き慣れない人には、少し癇（かん）に障（さわ）るように聞こえるかもしれない。

それでも、普段は見かけない鳥の声で、まだ１月半ば過ぎだが、わずかに春の気配を感じることが出来る。

窓の外は寒風が吹き、春はまだはるか彼方の遠い日、せめて窓のカーテン越しに、かすかに春を感じさせてもらおう。

そこで本日の一言、
『♪春は名のみの　カーテンの寒さや～』

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