『もの言わねば 唇寒し秋の風』2022年03月09日 20時30分30秒

<言うか言わぬかそれが問題だ>

「にやがりモン」とは、九州地方の方言でお調子者、節度を越えて冗談を言いふざける者、のこと、子供の頃、そういう気質がないこともなかった。

「にやがりモン」になっているときは、節度のハメを外していることが多いので、「お前、なんばにやがりよっとか」と、注意されることもあった。

大人になると、そんな行動を注意してくれる人もいないので、節度を守るのは自分の判断に頼るしかない、社会に出てからはそう痛感する。

ただ、「出る杭は打たれる」、ということで発言を恐れてばかりでは、その場における自分の存在や思いを、周囲に伝えることは出来ない。

その発言がその場にとって、是なのか、非なのか、一瞬に判断しなければならない、無邪気に「にやがりモン」だった子供の頃がなつかしい。

そこで本日の一言、
『もの言わねば 唇寒し秋の風』