『 密後の魂 百まで 』 ― 2021年01月02日 16時00分00秒
落語【 なすび(改作) 】
えー、あけましておめでとうございます。
昨年は大変な年でしたが、今年はどんな年になるのか、今から戦々恐々でございますが・・・。
「アケオメ、大家さん。ところで、一富士二鷹三なすび、ってえでしょ、ありゃなんです」
「おや熊さん、あけましておめでとう。あれは、駿河の三名産とか、家康の三好物とか、日本三仇討ち、とかいろいろ言われているな」
「”諸説あります”、はいいよ。一富士、二鷹はいいが、三がなすび、てっのが気に入らねえ。なんだってなすび、なんで」
「それは、なすびは”成す日”と言って、昔から縁起がいい野菜だからだな」
「ふーん、成す日ね。じゃあ、縁起がよければ、三番目はキュウリでもいいわけだ」
「ああ、キュウリ・・・あれは水分が多い、あれ一本で旅人が九里歩ける、縁起のいい野菜だからな」
「へー、じゃ三番目は白菜、ってのはどうです」
「あれは、百歳まで長生きをするように、それがなまって白菜になった、縁起がいいな」
「”ひゃくさい”が”白菜”?じゃ、大根は?」
「ダイコンは、ダイ・・大、コン・・魂、たましいを大きくしてくれる野菜だ」
「ふーん、じゃ人参は?一富士二鷹三人参、ってのは」
「人参は日本人、ニホンジンに愛される野菜だ、それがホがなくなってニンジンになって、縁起がいい」
「なんで、ホがなくなったんです?」
「ニンジンに穂があるか、バカ!」
「バカはひどいね、じゃ里芋は?」
「さといも?サッと胃も、元気になる」
「だんだん怪しくなってきたな、じゃ三番目の野菜に・・」
「おいおい、三番目ばかり聞くんじゃない」
「なんでです?」
「2021年も、”三密”は避けないと」
そこで本日の一言、
『 密後の魂 百まで 』
えー、あけましておめでとうございます。
昨年は大変な年でしたが、今年はどんな年になるのか、今から戦々恐々でございますが・・・。
「アケオメ、大家さん。ところで、一富士二鷹三なすび、ってえでしょ、ありゃなんです」
「おや熊さん、あけましておめでとう。あれは、駿河の三名産とか、家康の三好物とか、日本三仇討ち、とかいろいろ言われているな」
「”諸説あります”、はいいよ。一富士、二鷹はいいが、三がなすび、てっのが気に入らねえ。なんだってなすび、なんで」
「それは、なすびは”成す日”と言って、昔から縁起がいい野菜だからだな」
「ふーん、成す日ね。じゃあ、縁起がよければ、三番目はキュウリでもいいわけだ」
「ああ、キュウリ・・・あれは水分が多い、あれ一本で旅人が九里歩ける、縁起のいい野菜だからな」
「へー、じゃ三番目は白菜、ってのはどうです」
「あれは、百歳まで長生きをするように、それがなまって白菜になった、縁起がいいな」
「”ひゃくさい”が”白菜”?じゃ、大根は?」
「ダイコンは、ダイ・・大、コン・・魂、たましいを大きくしてくれる野菜だ」
「ふーん、じゃ人参は?一富士二鷹三人参、ってのは」
「人参は日本人、ニホンジンに愛される野菜だ、それがホがなくなってニンジンになって、縁起がいい」
「なんで、ホがなくなったんです?」
「ニンジンに穂があるか、バカ!」
「バカはひどいね、じゃ里芋は?」
「さといも?サッと胃も、元気になる」
「だんだん怪しくなってきたな、じゃ三番目の野菜に・・」
「おいおい、三番目ばかり聞くんじゃない」
「なんでです?」
「2021年も、”三密”は避けないと」
そこで本日の一言、
『 密後の魂 百まで 』
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