『目玉おやじ?マメだおやじ』2021年01月26日 10時30分30秒

以前、歌謡ショーのショクナイ(臨時の仕事)に行ったときのこと。

ターウー(歌手)のジャーマネ(マネージャー)が控え室に入って来て、「急ですみませんが、これ追加でお願いします」と、コピーしたばかりの譜面を配った。

「2枚ものなので、テープで貼ってください」と、テープを置いていったので、

まず、ページ順に並べ、
その順序が違わないように裏返しにし、
折り目の分だけ隙間を開け、
短いテープで上中下3ヶ所仮止めし、
ページの長さ分のテープを引っ張り出し、
片方を押さえながらつなぎ目全体にテープを貼り、
表向きにして、二つ折りにして完成。

これは自分としては、譜面を繋ぐときの当たり前の作業。ところが、それが珍しかったのか、「マメですね~」と、隣から皮肉っぽく言われてしまった。

ショクナイは一回限りの一発勝負だがら、演奏さえ上手くやればいい、表側にピーッとテープを貼れば一発で終り、ということだろう。

自分としては、ステージ上で譜面がバラけるのもイヤだし、「汚ねえつなぎ方」と思われるのがイヤという性格の違い、もあるのかも。

そんなショクナイでのやり取りや、性格の異なるバンドマンとの出会いも、今思えば、「昭和のバンドマン文化」、のワンシーン。

そこで本日の一言、
『目玉おやじ?マメだおやじ』