『老後は一日にして成らず』2021年01月29日 10時05分05秒

<キャバレー時代の思い出川柳>

バンドの仕事は夕方6時から夜中の12時ごろまで。そんな頃の体調は、
『朝不調 昼ボチボチで 夜元気』

そんな生活なので、夫婦揃って夜更かしで、
『カミさんと 砂嵐まで 見るテレビ』

しかし、子供が小学生頃になると、夜中バンドから帰ると、
『「もう寝たか」 「母ちゃん寝たよ」と 子が返事』

やがてキャバレー末期時代になると、あちこちのバンドを転々とするが、
『行く店に 先回りする 閑古鳥』

リョーキュー(給料)も一般の職業以下で生活も苦しくなり、
『マイカーは 免許不要の 火の車』

いくら不満でも他のバンドからのパリヒ(引き抜き)がないと、
『辞めてやる! 次が決まれば 言ってやる』

そして次々にキャバレーが閉店し、残ったキャバレーで働くときは、
『腰かけの バンドに今は 命がけ』

そんなバンドマンの老後に出来る仕事と言えば、
『タクシーに 乗れば名札は 元ラッパ』

そこで本日の一言、
『老後は一日にして成らず』