『後引きの 山ほど飲める だらしなき ながながし夜を 思いまた寝む』2023年05月01日 10時30分30秒

<酒吞みの嘆き>

膀胱炎、前立腺炎を患って以来、医者の指示に従って一切酒は禁止、2回の「酒無し週末」が過ぎて、少しずつ酒の誘惑の声が聞こえてくる。

金、土曜日の週末飲酒で一週間が終わる、そんなルーティーンが停酒によって狂ってきて、一週間区切りの生活リズムがぼやけてきている。

しかし、日曜日を休みとした週7日という区切りは、元々日本には無かったし、そもそも時間というのは、一本の長~い帯のようなものだし。

回復したら、曜日に囚われず酒を飲む、それが、原始からの人間の営みとも言える、もっとも、それで生活が成り立てば、の話だが・・・。

そこで本日の一言、
『後引きの 山ほど飲める だらしなき ながながし夜を 思いまた寝む』

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『待てば帰ろうの日和あり』2023年04月20日 19時30分30秒

<待つことへの堪忍袋>

いつものスーパーで、ピン仕事で使うパンフをコピーしようと、コピー機の前に行くと、中年の男性がコピーをしている、(また後で来よう)。

惣菜売り場をウロウロして戻ってみると、まだメモを見ながらの作業中、急ぎの作業ではないのだろう、周りを気にすることなく集中している。

昔だったら、もういいや帰ろう、と諦めるところだが、最近は気が長くなったのか、待つことに全然抵抗がない、我ながらいいことだと自画自賛。

その後30分経って行ってみると、後片付けが終わって、ちょうど帰ろうとしているところ、チラッとこちらを見た、(ひょっとして、プレッシャーかけた?)

そこで本日の一言、
『待てば帰ろうの日和あり』

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『音高きが故に尊からず』2023年04月17日 11時11分11秒

<大音量の魅力>

野外音楽堂で演奏した、すり鉢状の崖の斜面に半円形に客席が並んでいて、その底にステージがある。

ステージに立つと、最上部席は見上げるほどの高さ、あそこまで音が届くのかなと、心配になってしまうところ。

が、心強い味方のPAさんがいた、テスト無しでの本番にもかかわらず、自分の安物のシーケンサーか?と思うほどの高音質と大音量!

楽器にもピンマイクを付けてもらい、今までに経験したことのない大きな音で演奏出来た・・・いかん、大音量の誘惑に取り憑かれそう・・・。

そこで本日の一言、
『音高きが故に尊からず』

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『ほっとけ、の顔も三度』2023年04月13日 10時00分00秒

<会話不足ではなく>

その一.
カミさんが話しかけてきている、しかし返事をしない、なぜなら・・・
芝刈り機みたいな音のする、電気ヒゲソリ器でヒゲを剃っているから。

その二.
カミさんが話しかけてきている、しかし返事をしない、なぜなら・・・
骨伝導で外の音が聞こえない、電動ハブラシで歯を磨いているから。

その三.
カミさんが話しかけてきている、しかし返事をしない、なぜなら・・・
複雑な交差点の中を神経を尖らせて、車の運転をしているから。

別に「ほっとけ」と思っているわけではない、カミさんもそれを承知の上だろう、以前に何回かそういう説明をしたはずだし・・・。

そこで本日の一言、
『ほっとけ、の顔も三度』

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『他で聴く曲も好き好き』2023年03月23日 12時12分12秒

<あなたの好きなもの>

一ヶ月先のある年長者会での演奏を頼まれた際、
依頼してきた女性の人は、
「グループサウンズがあるといいですね」
担当者だという人は、
「ユーミンの卒業〇〇が聴きたい」
横から別の人が、
「イルカの〇〇〇雪、あれがいい」
もう一人の人は、
「舟木一夫の高校〇年生がいいな」

そんな会話を聞きながら、「ちょっと待ってよ、既成のカラオケがあるんじゃなくて、イチからシーケンサーに打ち込むんだからね!」

・・・とも言えず、「そうですね」と、曖昧な返事をして終わったが、どうしよう。

しかし考えてみれば、思い描く青春の曲、は人それぞれ、10人に訊けば10曲、100人に訊けば100曲有る。

せっかく編曲した曲が、実はリクエストした人だけの思い出の曲、というのでは、頑張った甲斐がない、編曲の徒労、はなんとしても避けたいし。

そこで本日の一言、
『他で聴く曲も好き好き』

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『親の心を射んと欲すれば先ず子の心を射よ』2023年03月20日 11時00分00秒

<ターゲットはどこだ>

先日のこと、子供、それも幼稚園クラス以下の年齢、が7人ほと混じった会で演奏した、その会は、大人50人ほどが集まって酒を楽しむ会。

つまり、酔った大人と幼い子供が入り混じった会、ということで、とにかく選曲に迷った、しかも、大人の年齢は下は30代から、上は80代。

しかし、考えてみれば、幼い子には親が付き添っているわけで、ということは、子供が喜べば親も喜ぶ、つまり子供が喜ぶ曲なのでは、と。

幸い、大人向けの曲と別に、アニメの主題歌なども準備していたので、なんとか乗り切った、子供が混じる会での選曲の、いい教訓になった。

そこで本日の一言、
『親の心を射んと欲すれば先ず子の心を射よ』

参考:元のことわざ/『将を射んと欲すれば先ず馬を射よ』

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『二等を追う者一等も得ず』2023年02月27日 09時40分40秒

<何のために演奏するのか>

ピン仕事では、「紅白歌合戦」というタイトルで、昭和世代の人が多くいる会場で演奏しているが、パターン化してきていると感じた。

それで今度は、「ご当地ソングの旅」、のタイトルでプログラムを作ってみることにした、北から南、さまざまな曲を揃えてセットしてみる。

そして、頭でシュミレーションしてみる、これを聴いて喜んでくれるか、独り善がりではないか、退屈しないか、古過ぎないか、新し過ぎないか。

自分の嗜好が先か、聴く人の嗜好が先か、いつも選曲で迷う、独善でなく、こびるでなく、一等賞でなくても二等賞でいい・・・迷い過ぎか。

そこで本日の一言、
『二等を追う者一等も得ず』

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『オヤジギャグをくまなく言う熊』2023年01月30日 11時00分00秒

<新作落語/ヤジギャ>

熊:ねえご隠居、こないだ若い人たちのバンドでオヤジギャグを連発したら、苦笑いされたけど、略して「ヤジギャ」ってのは、若いモンにはやっぱり理解不能かね。
隠:ヤジギャ?!、そうだな、あれは言葉遊びと言うより、脳が過去の言葉との結び付きを言いたくて自制心を失った状態だ、気持ちがいいのは本人だけだからな、で、どんなギャグを言ったんだ。
熊:「おいドラム、ちゃんと叩けよ、このドラムすこ」、とか。
隠:そりゃ、苦笑いの対象だな、ほかには。
熊:そうだな、「ピアノの兄ちゃん、風邪ばっかり引いとらんと、ピアノ弾かんかい」。
隠:よくそれで、ピアノの人が腹を立てなかったな、ほかには。
熊:ラッパ(トランペット)に、あんた、顔長いな、「ラッパの顔長め」やな。
隠:カッパの川流れ、か、トロンボーンには。
熊:あんたらの話、スライドといっしょで、ようスベるなあ。
隠:おやおや、で、サックスにはどう言ったんだ。
熊:リード楽器、ちゃんとリードせんかい。
隠:しかし、よくそれでメンバーのみんな、我慢したな。
熊:いや、リーダーから、次回から来なくていいって言われたから、「おう上等だ、髪の毛の根元だ」、って言ってやった。
隠:なんだい、そりゃ。
熊:だから、毛根(もう来ん)。

(皆様、オヤジギャグにはくれぐれもご注意を)

そこで本日の一言、
『オヤジギャグをくまなく言う熊』

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『犬も歩けば傍(ぼう)に当たる』2022年12月15日 15時12分00秒

<今年の漢字>

毎年恒例の清水寺の「今年の漢字」は、『戦』だった、今年は何、と期待をしていた誰もが、なんともやるせない気持ちにさせられた。

では、他の漢字というと、どんなものがあるだろうか。

『諦』・・・コロナに対して、もう諦めの気持ちが蔓延し始めた。

『襲』・・・奈良を始めとして、あちこちで襲撃事件が勃発した。

『落』・・・多くの巨星が落ちた、落語家、コメディアン、芸能人、政治家、そして君主までも。

『若』・・・野球、相撲、サッカー、将棋など、あらゆる分野で若者の活躍が顕著。

『五』・・・北京五輪、将棋の五冠、沖縄本土復帰五十年、5打席連続本塁打、汚点として五輪汚職、など。

など、挙げればいろいろありそうだが。

個人的には、今年はピンの仕事を多く頂いたので、『独』、か。

独りの仕事というのは、気楽だが、孤独でもある、来年は、『傍』が「今年の漢字」になるよう、傍で演奏してくれる人を探してみるか。

そこで本日の一言、
『犬も歩けば傍(ぼう)に当たる』


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『電話は急、ぐな』2022年10月17日 11時30分30秒

<長電話の効用>

カミさんにお姉さんから電話がかかっている、ほぼ毎回、30分ぐらいの長電話になる、それはそれで、いいことだと思う。

歳をとってくると、会話が少なくなるのを実感する、親族との連絡も減り、友人も少なくなり、毎日が無言の日々になりがち。

アパートの住民と出会うのは入り口の階段でのみ、スーパーもセルフ、会話のある近くの商店街や市場も、ここ数年で消滅した。

それで、たまにかかってくる電話で、長いこと会話するのというのは、脳の活性にもなるし、憂さ晴らしにもなるで、一石二鳥、なんせ夫婦の会話も、毎日だと話題がなくなるし・・・。

そこで本日の一言、
『電話は急、ぐな』