『♪わたしはお茶目なルーティーン~』2024年03月26日 10時30分30秒

<華大風漫才・キャバレーの楽譜事情>

A:ちょっとご相談があります。
B:はいはい、なんでしょうか。
A:ショーでタレントが楽譜ば持ってくっでしょうが、あの譜面を読むのが苦手ですたい、なんとかならんでしょうか。
B:それは、あなたが普段からちゃんと楽譜ば読みよらんけん、苦労すっとでしょ。
A:普段からちゃんと、てゆうと?
B:初見の譜面を読むルーティーン、やりよらんでしょ。
A:ルーティーン?ああ、ハイティーンより下の年齢。
B:それはローティーン、そうじゃなくて、楽譜を読む決まった動作の繰り返し、つまり、
・まず自分の楽器の譜面か
・頭にテンポとリズムが書いてあれば、曲の雰囲気をつかむ
・♯と♭の数で調号を確認し、主音の位置を把握する
・途中で転調が無いかチェック
・曲の進行を確認、繰り返し記号があれば戻る位置、飛ぶ位置の把握
・エンディングでテンポの変化が無いか
・自分のパートに「SOLO」が無いか、あれば後でこそっと練習する
だいたいこれぐらいはやっとかんと。
A:え゛~、あなた、譜面ば貰ろたらそげんかことばしよっとですか。
B:当然でしょう、それを全曲、すばやくやらんと。
A:あらまー、そげんかこつしょったら、酒飲むヒマも無か。
B:ショーのステージの前に酒飲んだらいかんでしょう。
A:いや、それが私のルーティーンやから。
B:いいかげんにしなさい、もういいよ。

そこで本日のひと言、
『♪わたしはお茶目なルーティーン~』

参考:/弘田三枝子「子供ぢゃないの」

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