トロンボーン吹きの憂鬱 by ジェイワン梶原とキャバレーサウンドメーカーズ

＜猫に翻弄された日＞

暖かい日差しにはほど遠いが、それでも極寒の寒さという日々が遠ざかっていくのを感じる、というわけで、ノラ猫がそそろそ徘徊し始めた。

昔からいる、一番古株の三毛が、ベランダでミャ～ミャ～と鳴き続ける、ガラス戸を開けると、まるで「かまってチョ～」と体をすり寄せてくる。

夜のこと、ちょっと酔っていたこともあって、鰹節のワンパックをバラパラとやり、撫でてやろうと手を出す、すると、いきなり爪出しの猫パンチ！

キッ！とこちらを睨んだその時の目は、まるで猫の本能そのもの、精心的にも肉体的にも、まるで猫に人間が狩りをされた、そんな夜だった。

そこで本日のひと言、
『猫の手も狩りたい』

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