『故郷は 遠くにありて 思い違うもの』2022年04月11日 10時25分25秒

<的外れなもの・2>

以前、あるラジオ放送で、「私、外国で聴いていますが、由紀さおりさんの「恋文」の、最初の歌詞がわかりません、教えてください」、というハガキが。

そこでアナウンサーが、ハッキリとした活舌(滑舌)で、「”アズナブールナガシナガラ この手紙を書いてます”です、お聞き取りいただけたでしょうか」。

おいおい違うだろ!”アズナブールナガシナガラ”は、フランス人”アズナブール”という人の曲を流しながら、そういう歌詞です、と説明しなくては。

アナウンサーは、自分の活舌のよさをもってすれば、と取ったのかもしれないが、質問した人は、外国の地で、はたして何を感じただろうか。

そこで本日の一言、
『故郷は 遠くにありて 思い違うもの』

『練習の虫にも5分のたまにC』2022年04月12日 10時20分20秒

<初心に帰る方法>

「フナに始まってフナに終る」、という魚釣りの格言がある。
・近所の川でフナを釣りを始める
・いろんな魚を求め、川や海での釣り三昧
・年を経て体も利かなくなり、元のフナ釣りに戻る

さて、ジャズ奏者はどうだろう。
・「Cジャムブルース」という、単調な曲でジャズを始める
・いろんなフィーリングを求めて、違ったジャンルのジャズに挑戦する
・年を経て体も利かなくなり、元の「Cジャムブルース」に戻る
つまり、「Cジャムに始まってCジャムに終る」、
か、どうかは判らないが。

「Cジャムブルース」、たった2音、たった2つのフレーズの曲、練習の虫になるのもいいが、その前の5分間、たまには吹いてみようか、初心に帰る道はいつも傍にある。

そこで本日の一言、
『練習の虫にも5分のたまにC』

『もう見られませんから~残念!伝説の動物、キャバレーバンドマン斬り!』2022年04月13日 10時25分25秒

<ざんねんなきゃばれーばんどまん事典>

【バンマスの巻】
リハーサル前のステージで、
「ではバンマス、大変でしようがリハーサル、よろしくお願いします」
「あなた、ターウ(歌手)のジャーマネ(マネージャー)さん?、任しとしてください、頑張ってやりましょう!」
リハが終って、バンド部屋でメンバーに、
「今日のターウ酷かったな、俺はジャーマネに、リハせんでもいいて、強く言うたんやけどな、ホントやて!」
-- 総じてバンマスは裏表が激しい --

【トランペット吹きの巻】
♪私はラッパ吹き、前歯が大事なの、だからお手入れが大変~
♪これが何って知りたいの?これは細かい紙ヤスリ~
♪これで前歯の歯の間、自分の気に入る幅にする~・・・プスッ、あれ?
-- トランペット吹きは自分で前歯を削って音が出なくなることがある --

【ドラマーの巻】
「おい、どうなってんだ!」
「すみません、えーっと、えーっと!」
「おい、今が頭だ、ほら、今、今が頭!」
「すみません、わ、分からん!」
-- ドラマーはリズムの裏・表がひっくり返ると焦って元に戻せない --

そこで本日の一言、
『もう見られませんから~残念!伝説の動物、キャバレーバンドマン斬り!』

『譜のない勝負は負け勝負』2022年04月14日 10時40分40秒

<道楽商売的とは>

以前いたコンボバンドで、楽譜をファイルに綴じてステージに上がっていたら、「学生みたい」と言われたことがある。

楽譜はバラで譜面台に置く、というのがバンドマンのあるべき姿、ということだろうが、こればかりは性格なのでしょうがない。

今でもそのやり方は変わらない、というより、もっと重症化していて、拡大コピーし、ついでにDC.でもページをめくらないようにコピーしている。

確かに、昔のバンドマンは、性格がきちんとしているとか、酒を飲まないとかは、演奏の邪魔になる、ぐらいに考えていた傾向がある。

古今亭志ん朝さんがマクラのなかで、「我々噺家は”道楽商売”ですから」と言っていた、ならば、バンドマンも同じかもしれない。

しかし、譜面で勝負する以上は、ステージで「譜面が無い!」と騒ぐのは、道楽商売的とは少し違うのでは、ステージ上では普段の性格は無関係、と思うのだが。

そこで本日の一言、
『譜のない勝負は負け勝負』

『付き合いきれませんから~残念!非常識の動物、キャバレーバンドマン斬り!』2022年04月15日 10時00分00秒

<ざんねんなきゃばれーばんどまん事典・2>

【マネージャーの巻】
「今日の給料やけど、銀行に行くの忘れたから、明日な」
「そんな無茶な、今日金が入るからって、あてにしとるのに!」
「なんやお前ら、たった1日分の蓄えもないんか!」
「・・・・・」
-- ジャーマネの屁理屈には誰も勝てない --

【ピアノ弾きの巻】
♪これは何って、訊いてるの?
♪教えてあげる、これはね
♪チューニングレンチって、言うのよ
♪調律代は、高いから
♪自分で調律、しちゃうわけ・・・アレ?アレ?アレアレ?
-- ピアノ弾きは自分で調律して音程をメチャメチャにしがち --

【トロンボーン吹きの巻】
「バンマス、この曲、3番トロンボーンの譜面ないです」
「そうか・・・お前コンガ叩けるか」
「はい、大丈夫です」
「そんならコンガ叩いとけ」
「はい、(楽器吹かんでいい、ラッキー!)」
-- トロンボーン吹きのコンガの腕前は暇つぶし程度 --

そこで本日の一言、
『付き合いきれませんから~残念!非常識の動物、キャバレーバンドマン斬り!』

『♪どこの誰かは知らないけれど 誰もがみんな知ってない~』2022年04月16日 00時20分20秒

<誰って誰?>

今の世の中、時間のムダというのは、あちこちに散らばっている。

・ネットで拡散していて、美味しい、と誰かが言っている食べ物屋で並ぶ
・テレビで宣伝していて、面白い、と誰かが言っている遊園地で並ぶ
・友だちで広がっていて、夢中になれる、と誰かが言っている、ゲームで遊ぶ

「そんなのちっともムダと思っていない、美味しい、楽しい、愉快、そのための時間ならいくらでも使いたい」、というのが今の風潮か。

ただ、その「誰かが言っている」、の”誰か”とは誰だろう、ちゃんとした誰かでなければ、その誰かに、自分の人生を吸い取られているだけ、と思うのだが。

そこで本日の一言、
『♪どこの誰かは知らないけれど 誰もがみんな知ってない~』

参考:テレビ「月光仮面」主題歌

『イベントあってのものだね』2022年04月17日 11時40分40秒

<新しい状況での演奏>

先日は、あるイベント会場の中でのピン演奏だった、なので、あちらの席では打ち合わせの最中、こちらの席ではお茶が配られている、そんな状況。

あくまでイベント自体が主なので、演奏が邪魔してはいけない、しかし、演奏を楽しんではもらいたい、という悩ましい状況の中での演奏だった。

そんな中、演奏の合い間にやる「シルバー川柳クイズ」の時間帯になると、お客様の目がこちらに向いてきた、あちこちでクイズを答える声が聞こえる。

その後は、わりと注視される中で演奏することが出来た、しかし、それは逆に言うと、無意識でイベントの邪魔をしている、ということでもある。

演奏でなく、イベント目的で来た人たちの前で演奏する、というのはあまりないし、新しい状況での演奏経験が出来た、たまには、こういうのもあり。

そこで本日の一言、
『イベントあってのものだね』

『華大は賞を兼ねる』2022年04月18日 11時30分30秒

<華大風漫才・賞をあげたい人々>

A:今の世の中、頑張りよる人の多かですねえ、そげんか人になんか賞ばあげたらよかろと思うとですが、どうでしょうか。
B:どうでしょうかて、私一存ではなんとも言えませんけど。
A:わかりました、ではさっそく表彰ばいたしましょう。
B:勝手に始めてるけど、どんな賞があると。
A:まずは飲み屋で飲んでる人たちに、
  ドロロロロロ~、ジャーン!「密を避けま賞」
B:そういうことね、そんなら私もあげたい人がいますけど。
A:どうぞどうぞ、いくらでもあげてください、遠慮はいりまっせん。
B:遠慮はせんけど、コロナに対して腰の重い対策に、
  ドロロロロロ~、ジャーン!「ドッコイ賞」  
A:おお、なかなかやりますな~、そんなら私も、
  コロナで外出を避けて家で過ごしてる人に、
  ドロロロロロ~、ジャーン!「出不賞(精)」
B:そんなら、なかなか消えない芸人、小梅太夫に、
  ドロロロロロ~、ジャーン!「ちっく賞~!」
A:連敗で頭の痛い阪神タイガーズの監督に、
  ドロロロロロ、ジャーン!「どない賞」
B:キャンプで焼肉をする人に、
  ドロロロロロ~、ジャーン!「塩・胡賞(椒)」
A:気の弱いバンドマンに、
  ドロロロロロ~、ジャーン!「心配賞」と「貧乏賞」
B:あのね、そげん言いよったら、キリがないやろ。
A:はいはい、そんなら、ここらで「やめま賞」。
B:もういいよ。

そこで本日の一言、
『華大は賞を兼ねる』

『頭隠して尻ぬぐわず』2022年04月19日 10時45分45秒

<ことわざによる当世トイレットペーパー事情>

オイルショックによるトイレットペーパー騒動(1973年)のときは、「先んずれば人を制す」とばかり、多くの人が買い溜めに走った。

2年前のコロナ流行の騒動のときは、「杞憂」と思う人の心にもいつしか「疑心暗鬼」が芽ばえ、「火の無い所に煙は立たぬ」、との考えが。

それはSNSによる噂に過ぎない、という忠告も「馬の耳に念仏」で、正論が返って「火に油を注ぐ」形になってしまうという、逆効果に。

そうなると、もはや「多勢に無勢」で、多くの人は「転ばぬ先の杖」とばかり、あちこちのスーパーを駆け巡り、やっと見つけて「地獄に仏」。

「嘘八百」の噂が、「嘘から出た実(まこと)」になってしまう、「一寸先は闇の世の中、「渇すれど盗泉の水を飲まず」、という精神は、いまや昔の物語か。

そこで本日の一言、
『頭隠して尻ぬぐわず』

『♪反省 反省 それは はんせい~』2022年04月20日 08時25分25秒

<目標への正しい行動>

今の世の中、頑張っても、頑張っても、報われないことが多いと言うが、ひょっとして、真逆の行動を取ってはいないか?

・ダイエット=食べても、食べても~~痩せない
・練習=サボっても、サボっても~~上手くならない
・家計=無駄買いしても、無駄買いしても~~赤字になる
・運動=怠けても、怠けても~~足腰が弱る
・人付き合い=避けても、避けても~~孤独が増す

目標のための行動が、それに相反していたら、目標が達成されることは難しい。

さて、自分は目標のための行動を間違わずに取っているか、今一度、心静かに反省してみよう。

そこで本日の一言、
『♪反省 反省 それは はんせい~』