『 知るも知らぬも 大げさの関 』2021年04月18日 11時55分55秒

<息はよいよい>

先日行った打ち合わせ先で、「楽器からの息除けに、演奏するところの前に、クリア板のつい立を置きましょうか」、という提案があった。

「いえ、大丈夫です、演奏しているときの息は、楽器を振動させるためで、トロンボーンのベルの部分から息は出ていませんから」

「ああそうですか」と、それで話は終った。が、実際に試したわけではなく、ちょっと気になったので、家に帰って試してみた。

火を点けたロウソクに、思いっきりベルを近づけて、フォルテで「バッ~!」と吹いてみた。案にたがわず、ロウソクの炎はユラリともしない。

そりゃそうだ、と思いつつも、実際にやってもいないことを、さも真実として話す自分のクセは、昔らからかわらないことに気が付いた。

誰かがやったこと、誰かが書いたことに基づいた浅薄な知識を、この歳になっても大げさに振り回している危うさに、遅まきながら反省・・・。

そこで本日の一言、
『 知るも知らぬも 大げさの関 』