そもそもお盆って?2020年08月13日 14時14分14秒


お盆の入りの今日、自分の地域のお盆の食べ物や風習を思い出してみた。

1.「たらんおさ」
「たらおさ」とも言うが、自分の地域では「たらんおさ」と呼んでいる。魚のたらの胃で、干からびたエイリアン、といったグロテスクな形状(写真)。それを水で戻し甘辛く煮て食べる。煮るときにけっこうな臭いがする。お盆にこれをつまみに酒を飲むのが最高。

2.迎えだご、送りだご
だごはだんごのこと。お盆のお供えで、先祖を迎えるときに丸い形、送るときにはひねった形、をお供えする。味付けは砂糖だったり、黄な粉だったり。

3.子供の盆提灯行列
お盆の夜、地域の子供が浴衣姿で集まり、手に手に小さい提灯を持って、「ぼ~んのちょうちん、とおぼれた~」と言いながら、地域内を巡った。(とうぼれた=灯ぼれた)。もちろん灯りは電池ではなく、本物のロウソク。

4.盆踊り
母方の里では、村人が軽トラックの荷台に乗ってその年に亡くなった人の家々を回り、家の庭先で盆踊りを踊って供養した。盆踊りの文句は「♪やぶれべこからキンが出た~、キンが出たならはよ隠せ~」など、けっこうエロ可愛いものが多かった。

今年のお盆、帰省を控えるようとか、せめてお盆ぐらいはとかの話題はあるが、お盆そのものについては、若い人はどう認識しているのだろうか。「なんか知らんけど、公けに休みがもらえる日」、ぐらいか・・・。