『止(よ)した健康、辛(つれ)ぇ辛ぇ愚さ』2022年08月23日 09時00分00秒

<新解釈=吉田兼好/徒然草・第55段>

【 家の作りようは、夏をむねとすべし 】
家を買うときは、ローンを無理してでも、夏の猛暑に対応できる家を買わないと、いずれは後悔することになる。

【冬は、いかなる所にも住まる】
今後地球は温暖化していくので、これから先冬の寒さはなんとかなるもんだ。

【暑きころわろき住居(すまい)は、堪え難き事なり】
政府も、「猛暑日は我慢せずクーラーを使え」、つまり、「クーラーのない家の健康と命の保障はしない」と、言っている。

【深き水は、涼しげなし、浅くて流れたる、遥かに涼し】
ドンヨリ流れる水は暑っ苦しいが、浅くてサラサラ流れる水は心地よい、人間も同じで、深謀遠慮の人間より、軽薄な人間が、今の世の中では好まれる。

そこで本日の一言、
『止(よ)した健康、辛(つれ)ぇ辛ぇ愚さ』