『足短かおばさん』2022年03月01日 09時55分55秒

<久しぶりに歩いたら>

いよいよ2月も終る、その声を聞いただけで、今までの寒さが吹き飛んで、気分がホッコリ。で、久しぶりの陽気に誘われて、市内の農事センターへ。

無料の入り口から歩くこと5分、小高い丘を越えて見えてきた先の、谷間の梅林の木々は満開状態!ここへは何度も来ているが、初めて見る風景。

売店で、カミさんが「これがいい」と選んだ500円の椿の鉢植えと、100円の花のポットを3つ買う、これで駐車場の100円が無料にになる、よしよし。

ずっと寒さで家にとじこもっていたが、久しぶりに園内の起伏のある道を歩いた。
カミさんに「疲れたんじゃない?」と訊くと、
「疲れたというか、なんか、足が短くなったような気がする」

よく、歳を取ると背丈が縮むと言うが、そういうことか、と納得・・・。

そこで本日の一言、
『足短かおばさん』

『七十にして体の欲するところに従っていては乗り越えられず』2022年03月02日 10時10分10秒

<体力低下を実感するお年頃>

80歳の大先輩バンドマンから言われた、
「70歳越したら、1年で若い頃の10倍の速さで衰える」
その時はピンと来なかった、が・・・

それはつまり、71歳では2倍、72歳では3倍、73歳では4倍、のように年齢ごとに衰え方が加速していく、そういう風に衰えていくのでは、と思い始めた。

確かに、一昨年よりブレスの量が減り、スタミナが無くなり、根気が続かない、そして、今年は去年より衰えのスピードがさらに増している、とジワジワと実感。

その計算でいくと、79歳で10倍ということになって、言葉のつじつまが合う、そういうことだ、と納得・・・え?若い頃の10倍衰えた体力ってどんな状態?!

3月になって寒さが緩んできた、そろそろ体を動かさないと、ますます足腰が弱る、なんと言っても、79歳のガタガタな体力を想像すると・・・ゾ~~ッ・・・。

そこで本日の一言、
『七十にして体の欲するところに従っていては乗り越えられず』

『誰(た)が為に金はある』2022年03月03日 10時40分40秒

<ガソリン代が・・・>

またガソリン価格が上がって、ピン仕事の交通経費をジジワと圧迫してきている。しかし、その分を依頼主に請求し辛いのは、どの業種も同じだろう。

昔、出張演奏では、アゴ・アシ・マクラ、食事代・交通費・宿泊費は、条件に応じてギャラとは別に支払われ、それを請け人がバンドマンに分配していた。

約束のギャラとは別に「これシーメ(食事)代、なんか食って」といって渡されるお金は、額は少ないものの、なんか得をしたような気分になったものだ。

サラリーマンと違い、ボーナスも各種手当もない地方キャバレーでは、バンドマンはただ目先の給与に飛びついていた、その習性はいまも変わっていない。

そこで本日の一言、
『誰(た)が為に金はある』

『接種に交われば赤くなる』2022年03月04日 10時20分20秒

<ある朝の風景>

次の会話は、誰の、何のことの、会話でしょうか?

「熱は?」
「熱はない」
「頭痛とか吐き気は?」
「それもない」
「手の具合は?」
「左手がこれ以上挙がらん」
「痛いとか?」
「痛くはないけど、少し赤くなっていて痒い」
「倦怠感は?」
「それはずーっとある」
「そうすると、結論は・・・・」
「老化現象やね」

<答>
昨日、そろって3回目のワクチン接種を終えた夫婦の会話。

そこで本日の一言、
『接種に交われば赤くなる』

『人の歳みて 我が歳直せ』2022年03月05日 11時11分11秒

<シルバー軽口>

老人向けの会での演奏の合間に、健康の話をすることがある。もちろん専門的な話はできないので、シルバー川柳の中に軽口として交えながら。

「納得が いくまで測る 〇〇計」
答はなんでしょうか、体重計?それは健康な人ですね、答は血圧計、、156?そんなはずはないもう一回、148?おかしいもう一回、144?ま、今日はこれで勘弁してやろう、、みたいな。

「目覚ましより 早起きをして 〇〇止める」
答はそう、ベル、ですね、この前の老人会では、おばあちゃんが勢いよく手を挙げて「息止める!」、自分の、でしょうか、旦那の、でしょうかね。

以前はそうでもなかったが、最近は完全に自分自身のことでもあり、話すときに実感を込めることが出来る、いいのやら、残念なのやら・・・。

そこで本日の一言、
『人の歳みて 我が歳直せ』

『信じるか信じないかは頭次第です』2022年03月06日 11時45分45秒

<華大風漫才・バンドの妖怪たち>

A:今の世の中、恐かもんが多かですね、中でも妖怪、これは、えすか(恐い)。
B:ちょっと待って、あなた、妖怪を信じとっと?
A:あらー、信じるも信じないも、おるもんは、おるとですたい。
B:ほう、そんなら、どんな妖怪がおるとね。
A:一番恐ろしかとは、妖怪「金縛り」。
B:金縛りて、夜になる?
A:んーにゃ、カナシバリ、じゃなくて、カネシバリ、バンドマンをスーバン(バンス=前借り金)でキャバレーに縛り付けて働かせる妖怪たい、こらぁえすか。
B:そういうことね、そんなら、妖怪「コネ娘」、これもえすかたい。
A:と言うと?
B:入ってきたターウ(歌手)にちょっかい出したら、店の偉いさんのコネやった、ていうやつ。
A:そんなら、妖怪「砂かけ爺」もおります。
B:砂かけ婆、じゃなくて?
A:長らく世話になったバンドから別のバンドに移るときに、後足で砂をかけて出て行く、年寄りバンドマン。
B:トロンボーン奏者で、いっちょん色気のなか演奏ばする、妖怪「のっぺらボーン」とかも、おるね。
A:妖怪「ガラス天狗」、これはラッパ(トランペット)に多かね、いつもはガラスの神経しとっとに、褒められるとすぐ天狗になる。
B:バンマスに多かとは、妖怪「無理壁」。
A:ヌリ壁じゃなくて?
B:リョーキュー(給料)ば上げてください、て要求しても、「ムリ、ムリ、絶対ムリ!」、て言う。でも、本当のことを言うと、妖怪がおるて信じとらんとでしょ。
A:いいや、呼び出すといつでも出てきますたい、「なんかヨウカイ」、て。
B:あんたの話聞きよったら頭が変になる、もういいよ。

そこで本日の一言、
『信じるか信じないかは頭次第です』

『喉元過ぎても痛さを忘れず』2022年03月07日 11時11分11秒

<伝えるべきは何なのか>

3回目のコロナワクチン接種が済んで4日が過ぎた。

ニュースでなにかと話題の、1、2回目がファイザーで3回目はモデルナ、というパターンだが、何の支障もなかった(そういう体質かもしれないが)。

事実を伝えることの大切さは分かるが、それにしても、マスコミのコロナに関する報道内容には、いささか違和感を感じないでもない。

これから先、第7波、第8波と続くか、終息するか、は報道が何をどう伝えるのかにかかっている、というのはちょっと考え過ぎか・・・。

ちなみに、コロナに対する警戒心を一番動かしたのは、罹患した友人の「唾を飲んだら、ガラスを飲み込むように痛い」、という実体験の言葉だった。

そこで本日の一言、
『喉元過ぎても痛さを忘れず』

『錆びる者は日々に疎し』2022年03月08日 17時50分50秒

<久しぶりの入力でアタフタ>

自転車は、それこそ数十年ぶりに乗っても、当り前に乗りこなせる、という、それは、その運動の経験を錆びることなく体が覚えている、ということらしい。

では、頭はどうかというと、全くそういうことが当てはまらないことを思い知った、たった数ヶ月触らなかっただけで、シーケンサーが思うように動かせない。

明日のピン仕事用にアレンジし直した曲を、シーケンサーに入力しようとしたら、作業中に、?アレレ?これは何?ということが頻繁に発生してしまった。

体(=運動能力)以上に、頭(=頭脳)は、使わなければ使わないほど錆びてボロボロになっていく、出来るつもりでいることの恐ろしさを、常に心に留むべし。

そこで本日の一言、
『錆びる者は日々に疎し』

『もの言わねば 唇寒し秋の風』2022年03月09日 20時30分30秒

<言うか言わぬかそれが問題だ>

「にやがりモン」とは、九州地方の方言でお調子者、節度を越えて冗談を言いふざける者、のこと、子供の頃、そういう気質がないこともなかった。

「にやがりモン」になっているときは、節度のハメを外していることが多いので、「お前、なんばにやがりよっとか」と、注意されることもあった。

大人になると、そんな行動を注意してくれる人もいないので、節度を守るのは自分の判断に頼るしかない、社会に出てからはそう痛感する。

ただ、「出る杭は打たれる」、ということで発言を恐れてばかりでは、その場における自分の存在や思いを、周囲に伝えることは出来ない。

その発言がその場にとって、是なのか、非なのか、一瞬に判断しなければならない、無邪気に「にやがりモン」だった子供の頃がなつかしい。

そこで本日の一言、
『もの言わねば 唇寒し秋の風』

『猫舌に小判』2022年03月10日 11時11分11秒

<自分へのご褒美>

一つピン仕事が終ったので、ちょっと贅沢をする。

上等のお茶の葉を、小さめの急須に入れ、〇〇天然水を注ぐ、それをそのままレンジに入れて3分暖める、するとなんと!極上のお茶の香りと味がする。

星野村という、以前行ったお茶の名産地で頂いたお茶がおいしかったのは、半分は水のおかげと聞いたからで、沸かした水道水を注いでも、この味はしない。

もっとも、お茶は葬式の引き出物、急須は300円、天然水は2Lで49円、それでも美味しいと感じる、もっともそれは、ぬるめの温度のせいかもしれないが。

人間の体の70%近くは水分という、仕事終わりのご褒美に、天然水の美味しいお茶ぐらいは善しとしよう、その味わいが開放感からでなく、単に猫舌のせい、としても。

そこで本日の一言、
『猫舌に小判』