『カレーは天下の回りもの』2022年01月28日 10時10分10秒

<雰囲気でなく本当に食べたいもの>

先日、他出したついでに、久しぶりに外食をした。棚田を観光の目玉にしている里山の中に、出来てまだ数ヶ月の食堂があると聞いて行ってみた。

なるほど、棚田を見下ろす空き地の中に、真新しい建物がポツンと、まるでどこからか持ってきてポンと置いたように、白い外壁を光らせて立っている。

週末の金、土、日曜日の11時から15時、昼食時だけの営業で、一人の従業員が、料理人、ボーイ、会計を、慌てるでもなく、かといってノンビリでもなく、こなしていた。

ガラス張りの陽の当る店内、他に客はいない、周りは山、前は田んぼ、聞こえるのは鳥の声、そこで注文したのは・・・スパイスの効いたカレーのプレートセット。

こんなときは、蕎麦とか、うどんとか、山菜とか、そんな、この環境の雰囲気に合わせたものにすればよかったのか、でも、カレーの臭いの誘惑には勝てなかったし。

店を出て考えた、蕎麦やうどんだったら、ただの食堂としてしか思い出には残らなかっただろう、食べたいものを食べた、そう、カレーで正解、うん、正解・・・。

そこで本日の一言、
『カレーは天下の回りもの』