『ああ言えばどう言う?』2023年06月15日 11時11分11秒

<分かりやすい慣用句(1)>

【札束で頬を張る (さつたばでほおをはる)】

金を与えることで人を服従、屈服させようとする行為、「金に物を言わせる」とも。マイナカード普及のためにマイナポイントを配布するような行為のこと。

上記の例のように慣用句には浮き世の機微をついたものが多くある、その幾つかをとり上げてみた。

【 開いた口が塞がらぬ 】
2類から5類に移行して2ヶ月足らずで、「9波の入り口かも」、というニュースを聞いた人がマスクを外したときの口の様子。

【 明るみに出る 】
芸能界の闇の上で文春砲の弾が炸裂するようなこと。

【 如何(いかが)なものか 】
「それってどうかなぁ?」と疑問の形をとりながら婉曲に批判や反論する表現方法。逆批判や逆反論を受けないと確信している人がよく用いる。

【 怒り心頭(しんとう)に発する 】
激しく怒ること。現在では「怒り心頭に達する」とする誤用が一般的になっているように、使い慣れない言葉はあっというまに間違って広まるという例。

【 上から目線 】
「俺のマンションの最上階から見下ろす景色、最高だぜ」、というような発言をすること。

【 兎の逆立ち 】
「君ももっとしっかりしなきゃ」、「そう言われると”兎の逆立ち”だね」、「どういうこと?」、「耳が痛い」、と言うようなこと。

そこで本日の一言、
『ああ言えばどう言う?』

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