『一心ぞ、まず』2022年06月17日 10時30分30秒

<日新除魔図(にっしんじょまず)>

今回の九州国立博物館の「北斎展」の目玉の一つが、「日新除魔図」だった。

葛飾北斎が八十三歳から一年余り、毎日描いていた「魔除けの獅子」の連作。

売るための絵でなく、降りかかる災い除けのため、半紙にさらっと描いたもの。

さらっと、といっても、もちろん普通の”さらっと”ではない、それが200枚余り。

写真OKというので、観覧者はこぞって、自分の誕生日の絵をスマホでパチリ。

凄いと思うのは、絵もそうだが、八十三歳でなお毎日続けるという、その気力。

北斎の歳には10年早いが、一心に続けるという気力、まずは見習わなければ。

そこで本日の一言、
『一心ぞ、まず』