老人ホームで話が通じるってことは・・・2014年09月11日 23時59分59秒

老人ホームの慰問演奏の打合せに行った。

「どんな曲をやりましょうか」
「そうですねえ、やはり古い曲を。あ、リクエストがあったんですが」
「はい、どんなのでしょう」
「えーっと、アイゼンカツラ、って、言われたんですが、わかりますか?」
「ええ。曲のタイトルは、『旅の夜風』ですね、花も嵐も踏み越えて・・・」
「ああ、そうなんですか。それから、キイロイリボン、とかなんとか」
「あ、ジョン・ウェインの西部劇の映画ですね」
「はぁ、それから、カラタチニッキ、ですか」
「ええ、島倉千代子さんの曲です」
「あと、卒業、って言われたんですけど、そんなの、ありますか」
「ああ、『サウンド・オブ・サイレンス』、のことでしょうね」
「はぁ、そうなんですか。実は、話してても、さっぱり話が通じないんです」

最近は入居世代が広がって、上は90歳代から、下は60歳代まで、とか。打合せをしたのは、30代前半の若い男性、無理もないかなぁ。

・・・って、待てよ。じゃ、老人ホームで話が通じる自分って、いったい・・・・・。