円生さんの本を読みながら・・・2013年07月08日 23時59分59秒

ここしばらく、円生さん(六代目三遊亭円生)の本ばかり読んでいる。「円生古典落語1~5」、「円生の録音室」、「書きかけの自伝」、「浮世に言い忘れたこと」など。

寄席のない地方都市では、数年に一度ぐらいの頻度でしか、円生さんの高座を見ることがかなわなかった。実際、ナマの円生さんは、2回しか見たことがない。

和服屋の2階座敷でのステージだった。まだ30代のころだったと思う。なので、真の落語ファンというより、スターを見るような、ミーハー的な動機で見に行ったと思う。

1979年に亡くなって30数年たった今、本を読みながら、もっと思慮深い歳なってナマのステージを見たかった、と思う。同時に、最近、落語に興味がわかない原因が、少し見えた。