七十五日でもいい、長生きするぞ2011年07月18日 22時00分00秒

先日、今年初めてのスイカを食べました。父親がスイカ大好き人間だったのと、子供のころの夏のおやつと言えばスイカだったので、口いっぱいに広がるスイカの香りに「あ~、懐かしい、そして夏らしい!」

「スイーツ」なるものが幅をきかせている昨今では、スイカは単なる夏らしさの演出かもしれないが、昔、贅沢といえば、丸ごとを半分に切って、氷と砂糖を入れて、スプーンでかき混ぜて、果汁をストローで吸って。

もちろん、三角に切ったのにかぶりついて、種をプップッと吐き出しながら食べるのが定番。それに塩を振るか振らないかで意見が分かれる、という風景も、もう見かけなくなってしまって久しい。

ともあれ、昔から「初物を食べると七十五日長生きする」と言うし、年がら年中あっても、この季節に食べるスイカこそ本当の美味しさが生きているというもの。ん?この単純な楽しみ方こそが、七十五日説の源かも。