冬の「オノマトペ」あれこれ2020年02月17日 10時55分55秒


ふと外を見ると雨でなく雪、福岡県でこの冬初めて。あっ雪だ、と思うあいだに「パラパラ」、と降ってすぐ止んでしまったけど。

そういえば最近は、霜柱を見ることがない。「ザクザク」、と音をたてて踏むあの楽しい感触を、最近の子は知らないのだろうか。

子供のころ住んでいた家は隙間の多い木造家屋で、部屋全体を暖めるのは火鉢だけ。背中から「シンシン」、と冷え込んだ。

そんな朝、通学途中には、水溜りに氷が張っていた。長靴のかかとで踏むと、厚い氷は「ビシビシ」、薄い氷は「パリパリ」、と音をたてて割れた。

十数年前の一月の末に、長野の善光寺に参ったことがある。その廊下を歩くと、まるで氷の上を歩くみたいに、足が「ジンジン」、としびれた。

カミさんは寒さに弱い。顔に『冬眠中』の札をかけて昼寝をする。この隙に楽器を吹こうと取り出すと、計ったように「モゾモゾ」、と動き出す。

まだまだ寒い日は続く、海岸に行って遠慮なく音を「パオ~ンパオ~ン」、と出せる暖かい日が待ち遠しい・・・・・(わしゃ象か・・・)