歯を磨きながら、ふと考えたこと2010年11月15日 12時50分50秒

落語「三軒長屋」という噺で、火消しの頭が剣術の先生に内緒話をする場面があります。
「先生、ちょっと耳を貸してください・・・ゴニョゴニョ・・・お分かりですか」
「ふんふん・・・いや、さっぱり。実は、こっちの耳は天狗と試合をした際に、したたか打たれて以来、まったく聞こえん」
「いやだな先生、聞こえないほうを貸してどうするんですか」
「いや、人に貸すなら、悪いほうから」

また、こんな小噺もあります。
ケチな男が、「両目を使うのはもったいない」と、右目だけ使っていた。
年をとって右目が見えなくなったので、さあ、今度は左目だ、と左目を開けたら、周りは知らない人ばかりだった・・・。

片方ばかり使っていると(別にケチでなくても)、年をとって片方にガタがきたとき、もう片方が使えない、簡単な歯磨きでさえ。少しは逆も練習しとくか、と、利き手でないほうの手で歯を磨きながら、ふと考えた(しかも、電動歯ブラシで)。

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