『所変われば品変わる ナニかの悪しも威勢で正しく』2022年06月08日 09時09分09秒

<覚えられない、植物の名前までも>

猫の額ほどのベランダ下の菜園(?)を片付けていると、別の場所で花に水をやっている、年配のご婦人と目が合ったので話しかけた。

「昨日はひどい風でしたね」
「ええ。これ、何がご存知ですか」
「いいえ、なんか、ツルみたいなのが延びてますね」
「”おかわかめ”、というんです、食べられるんですよ」
「へー」
「一株、お分けしましょうか」

そう言ってスコップで一株取り分けて猫の額へ持って来た。「ありがとうございます」、と言った直後、それの名前を失念し始めていた。

なにか、海草の名前だったようなと、威勢よく、カミさんに、
「別の階の人から苗を貰った、”陸わかめ”と言うらしい」
「ふーん、珍しい、聞いたことない」

次の日、ポストにメモが入っていた、見ると、
「”おかわかめ”(アカザカズラ)を貰っていただきありがとうございます」
そして、その食べ方を幾つか書いてあったので、カミさんに、
「おかわかめ、だって、陸じゃなくて、ま、おかも陸も、たいして違わないけど」、ホントはたいした違いだろうけど・・・。

そこで本日の一言、
『所変われば品変わる ナニかの悪しも威勢で正しく』

参考:「所変われば品変わる 難波の葦も伊勢で浜荻」