『ドイツ読みしているのはどいつだ』2025年11月06日 11時51分51秒

<新作落語「熊さんとジャズ語」>

熊:隠居、聞いっつくれ、俺ぁ腹立ててんだ。
隠:おや熊さんかい、来て早々えらいご立腹だな、どうしたんだ。
熊:こないだのバンドの練習のときだ、隣りの野郎が「熊さん、そこはハーじゃなくてベーだ」って言いやがるんだ。
隠:ははあ、なるほどな。
熊:それで俺が、ハー?って言ったら、「いや、だからベー」って、訳の分んねえことを言いやがるから、ついポカッと。
隠:殴ったのか。
熊:いや、蹴飛ばした。
隠:ポカッと蹴飛ばす、ってのはないが、そりゃその人がクラシックとかブラスバンドでもやってるんだろうな。
熊:それがどう関係するんだ。
隠:ジャズじゃ、音は英語読み、CDEFGABはそのままシー、ディー、イー・・・だが、ドイツ語読みだと。
熊:どう読むんだ。
隠:CDEFGAH、ツェー、デー、エー、エフ、ゲー、アー、ハー、で、ハーというのが英語のBだ。
熊:じゃベーってのは何なんだ。
隠:ハーの半音下がりのH♭、これをBと書いてベーと読む。
熊:じゃ、その野郎が英語読みとドイツ読みをゴッチャに使うから、ポカッてなるんだ。
隠:他にも、ドイツ読みのEエーやDデーは、英語読みのAと紛らわしいから、ジャズの場合は英語読み、と決めたほうがいいな、ただ、ジャズの人でもCをツェーと読む人もいるから、気をつけないとな。
熊:そういえば、日本のことわざにもあるな。
隠:日本のことわざに?どんなのだ。
熊:あるじゃねえか、「転ばぬ先のツェー」。

そこで本日のひと言、
『ドイツ読みしているのはどいつだ』

本日の当プログへのアサブロ・アクセスランキング 185位)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック