トロンボーン吹きの憂鬱 by キャバレーサウンドメーカーズ

＜華大風漫才「ヤムニヤマレズ＞

Ａ：ちょっとご相談があります。
Ｂ：新年度早々の相談てなんでしょうか。
Ａ：いま世間で話題になっとる退職代行サービスのことです。
Ｂ：ああ、なんかテレビでも言いよるね、若い人が自分で言わんで代わりに退職の届けば出してもらうて会社のことやろ。
Ａ：その会社の名前か気に入りませっん、「モームリ」て、もう無理て言うほど勤めとらんとに辞むっとでしょ、そんなら、辞める理由によって会社も名前ば変えんと。
Ｂ：たとえば。
Ａ：入社前の説明と実情が違っていた場合、「退職代行・チゴトッタ」。
Ｂ：そら、九州の人しか分からんやろ、ほかには。
Ａ：上司が威圧的な会社だった場合、「退職代行・ヤットラレン」。
Ｂ：それも九州限定やね。
Ａ：ここでは自分の成長が望めないと感じた場合、「退職代行・隣りの芝生」。
Ｂ：それは、隣りの芝生は青く見える、回りの方が良く見えるてゆうことわざたい。
Ａ：それから・・・。
Ｂ：まだ辞める理由てあると？
Ａ：自分の力不足ば感じた場合は。
Ｂ：なんてゆう会社の名前？
Ａ：「退職代行・スンマッセン、チカラオヨバズ、ホカノヒトバサガシテ」。
Ｂ：いいかげんにしなさい、もういいよ。

そこで本日のひと言、
『♪　やめて　愛してなくても　やめて　退職するのは～』

参考：辺見マリ／「経験」

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