『罪を憎んで商品券を憎まず』2025年03月25日 10時10分10秒

<商品券の思い出>

若い頃、夜のバンドだけでは食えないので、昼間のアルバイトを探しに職安に行ったら、「あんたちゃんと就職しなさい」と説教されたうえで、酒屋を紹介された。

その酒屋は、キャバレーに20本入りビールケースを50ケース、3階(エレベーター無し)のキャバクラに30ケース、のように、大量の酒を納品する商店だった。

バンドが終わって夜中1時に帰宅、翌朝10時から酒の配達と、ハードな日々が続ていたある夏の日、店主が「お疲れさん」と、ぶ厚い茶封筒を手渡してくれた。

ちょうどボーナス時期、有り難い!と喜び勇んでロッカーで封筒を開けてみると、中には500円の商品券が10枚・・・そうなんだと、ぶ厚い理由に複雑な心境に。

「商品券」という言葉を聞くたびに、あの時のホロ苦い思い出がよみがえる、が、その酒屋とは今も50年以上の付き合いがある、そう、商品券に罪はないし。

※注)この話題は昨今の商品券問題とは関係ありません、かな。

そこで本日のひと言、
『罪を憎んで商品券を憎まず』

本日の当プログへのアサブロ・アクセスランキング 248位)