夏目漱石「草枕」の指し示すもの2020年08月10日 14時30分30秒


智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。(夏目漱石「草枕」)

「智に働けば角が立つ」
テレビの中では移動に関する対応について意見の違い、賛否論がかまびすしいが、理屈に対しては理屈を、では収まるものも収まらない。

「情に棹させば流される」
かといって「お盆」とか「帰省」という言葉に心が緩んでしまって、無警戒では、今までの努力が水の泡になってしまう、ということもあるし。

「意地を通せば窮屈だ」
どちらの考え方が正しいかだけを議論して、相手の意見を認めず自分の主張を曲げなければ、世間は閉鎖的に縮まっていく。

それをまとめ、進むべき道を示す、そんなリーダーが居ない?となると、まったくこの世は住みにくいったりゃありゃしない!

と、漱石翁はおっしゃっている・・・のかも?

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