『流行歌の作曲者は幸せだ、歌詞でメロディを思い出してもらえるから』2024年02月22日 10時40分40秒

<歌詞について思うこと>

ピン仕事で演奏する歌謡曲のレパートリーを増やそうと思うが、どんな曲にしようかと、あれこれ悩んでいたら、あるヒントを見つけた。

テレビで、「心に響く昭和歌謡曲の歌詞」というのをやっていた、そうか、歌詞か、残念ながら楽器の演奏では表現できない部分。

そう言えば、曲を覚えるのに階名と同時に、歌詞も参考にしている、メロディをド忘れしそうになったときは、歌詞を思い浮かべる。

メロディと歌詞が車の両輪のごとくはたらいて、人々の心に響いてくる歌謡曲、そのメロディだけを演奏するとは、酷な作業だ。

そこで本日のひと言、
『流行歌の作曲者は幸せだ、歌詞でメロディを思い出してもらえるから』

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『秋深し 隣は駄句を 詠む人ぞ』2023年10月05日 08時38分38秒

<オマージュ落語「令和の”雑俳”」>

隠:おい、そこへ行くのは熊さんじゃないか、おい、熊さん!
熊:あーびっくりした!なんだ隠居か。
隠:道の真ん中をボーッと歩いているから、危ないと思って声を掛けたんだが、どうしたんだ。
熊:ナニ、最近俳句に凝っちまって、ちょっと一句ネジってたんだ。
隠:それも言うなら、一句ひねってた、ってんだ、しかし俳句とは感心だな、どんなのが出来たか、ちょっと聞かせてみろ。
熊:よし、じゃ耳の穴カッポジッてよく聞け、秋のくもで一句。
隠:秋の雲か、いい題だな、どんなんだ。
熊:「秋のクモ 死んでいるのか 動かない」、どうだ。
隠:そりゃ、雲じゃなくて、蜘蛛だろ、だいいち、蜘蛛は夏の季語だ。
熊:そうなのかい、じゃサンマで一句。
隠:ん、秋刀魚は間違いなく秋の季語だ、それで?
熊:「さんまさん ホントは和歌山 出身だ」
隠:そりゃ、明石家さんまだろ、まともなのはないな。
熊:よくケチをつけやがる、じゃ、ススキで一句だ。
隠:すすき、漢字で書くと、芒、だな、で、どんなんだ。
熊:「一目ぼれ した娘(こ)に声掛け ス、スキです」
隠:やれやれ、熊さんのは冬に近い秋の句だな」
熊:どういうことだ。
隠:どの句もみんな、オータム(おー寒)!

そこで本日のひと言、
『秋深し 隣は駄句を 詠む人ぞ』

参考:「雑俳」は古典落語の演目のひとつ。

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『子供、の頃、は風の子』2023年01月26日 10時20分20秒

<子供の頃の冬の思い出>

冷たい水で雑巾がけをして冷え切った手を、「入れさせて!」と、友人のポケットに突っ込んで暖めた、冬の掃除当番、冬の掃除当番!

寒風が吹く中、半ズボンの足をめがけてボールを投げて、相手を痛がられた、冬のドッジボール、冬のドッヂボール!

凍った水たまりの氷を割ろうとして、かかとを思いっきりぶつけて痛かった、冬の帰り道、冬の帰り道!

顔を洗うとき、わずかに温かみの残った湯たんぽのお湯を家族で分け合った、冬の朝、冬の朝!

火鉢に手をかざしても、わずかに手の周りが暖かいだけで、背中はシンシンと寒かった、冬のお留守番、冬のお留守番!


「ここ数日は10年に一度の寒さ」、との報道で、外出を控え一日中家の中、子供のころはこれぐらいの寒さなんて、平気だったもんだが・・・。

そこで本日の一言、
『子供、の頃、は風の子』

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『先生と呼ばれるほどに馬鹿になる』2023年01月16日 10時50分50秒

<おもろない話>

自分の話を聞いて退屈する、こんなつまらないことはない。

市の年長者大学で、「昭和の名曲」を演奏した後で、「ジャズ誕生物語」というタイトルで話をしたが、その録音を聞きなおした自己感想。

ジャズの発生要素として、南北戦争、奴隷制度、ニューオリンズ、レコーディングの四つの要素がある、として、これについて話をしていくが。

20分ぐらいの話の中で、”セントジェームス病院”、”シング×3”、”セント・トーマス”、”すずかけ~”などを演奏する、そこだけは楽しい。

その他は自分の知識をただ披露しているだけ、それでは聞いている人が楽しいはずがない、いくら画像をスクリーンに映し出してやっても。

聞いていた人は、眠気を我慢して聞いているふりをしていたのか(汗)、先生と呼ばれその気になったことに、根本から考え直さねばと反省。

そこで本日の一言、
『先生と呼ばれるほどに馬鹿になる』

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『アッサリも サッパリも 彼岸まで』2022年03月21日 13時00分00秒

<天王寺参り風落語:彼岸談義>

熊:ご隠居、いい天気だね、ところでご隠居は鳥に詳しいって言ってたが、ヒガンって鳥、知ってるかい。
隠:おや、熊さんかい、ごきげんよう、で、なんだって?ヒガン・・・ヒガン?
熊:ほーら、知らねえようだから見においで、うちの裏の木に来て、ギャーギャーって鳴いてんだ、あんまりうるせえから、ゴム鉄砲で撃とうとしたら、八公の野郎が、「おい熊、ヒガンだぜ!」って言いやがったんで。ヒガンって鳥、よく見ると、ヒヨドリによく似てる。
隠:熊さん、そりゃヒヨドリが鳴いてたんだ、八っあんは、今日は彼岸中だからいらぬ殺生をするんじゃない、彼岸だぜ、そう言ったんだ。
熊:へえ、そうなんで、で、その彼岸、ってのはなんです。
隠:仏教の教えで、仏様の供養をすることで極楽浄土に行ける期間、とされている、春分の日、秋分の日、その前後3日の7日間が、彼岸の期間にあたるな。
熊:ふーん、するてえとなにかい、春分の日の祝日ってえのは、彼岸のついで、ってえことかい。
隠:ついで、ってことはないが、せっかくのお休みだ、親不孝の権化みたいな熊さんだし、サッパリ行ってないだろうから、墓参りぐらい行ったらどうだ。
熊:いらぬお世話だ、隠居の小言なんざ聞きたくねえ、ほっとけ、ほっとけ、ほっとけ。
隠:これ、人の意見をそう何度もアッサリ断るってやつがあるか。
熊:なに、これがホントの、”ほっとけの顔も三度”。

そこで本日の一言、
『アッサリも サッパリも 彼岸まで』

『音楽は苦の種、苦は音楽の種』2022年02月24日 10時10分10秒

<訃報に接して>

年齢もほぼ同じのバンド仲間の訃報が入ってきた。

学生運動の雰囲気が残る大学を、ナンの根拠もない反発心から就職相談にも行かずに卒業して、ただただ不安の真っただ中にいたとき、キャバレーバンドに誘われた。

誘った当人が電器店をやるのでバンドを辞める、その後釜に、との誘いだった。バンドに入ってみるとテンポやキーなどに全く対応出来ず、少しは吹ける、という自信は粉々に打ち砕かれた。

それでも、他の仕事を探すこともなく、そのままキャバレーバンドに居続け、誘った彼とは、彼の店の電器製品、ベータビデオデッキなど、を買って、しばらく付き合いは続いた。

その彼の訃報だった、長らく体調が悪いことは知っていたが、数ヶ月前にライブハウスに来店したときには、元気(もしくはカラ元気)な様子で、店のコンガを楽しそうに叩いていた。

人生の行き先は自分で決めるもの、だが、他人に選択肢の一つを示されることもある、彼はそういう提示者の一人だったが、彼のほうはどう思っていたのか、今となっては確かめようもなくなってしまった。

そこで本日の一言、
『音楽は苦の種、苦は音楽の種』

『金銭なる精神は金銭なる身体に宿る』2022年02月17日 10時50分50秒

<北京オリンピックもそろそろ終盤戦>

テレビは北京冬季オリンピックの話題満載で、金だ、銀だ、銅だと、喧しいが、一方ではいろんな問題も出ているようで。そんな放送を聴きながらカミさんが・・・

「昔、参加することに意義がある、っていってたのは、何だっけ」
「それこそ、オリンピックじゃない」
「あ、そうか」

「冬のオリンピツクはどれも、周りが真っ白で、スピードが速くて、年寄りは付いていけん」

「オリンピックを二つに分けたらいいんよね」
「どんなふうに?」
「普通のオリンピックと、将来体がどうなってもかまわないというドーピングでも何でもありのオリンピックと」

テレビ番組がオリンピックだらけで、自分の観たい番組が休止になっていることへの、カミさんのちょっとしたレジスタンス?かもしれない・・・。

そこで本日の一言、
『金銭なる精神は金銭なる身体に宿る』

『艱難汝をたま~に玉にす』2022年02月07日 09時55分55秒

<パソコンクラッシュダメージからの脱却>

山頭火の句に、
「焼き捨てゝ日記の灰のこれだけか」
というのがある、それまで書いた日記の処分は、過去の清算の意味でもあるが、ヒステリックな処置の結果でもあり、後に困ったこともあったらしい。

パソコンのデータが消えたとき、ふと、この句が頭に浮かんだ。過去を清算するつもりはなかったが、過去の情報が消えたことは変わりない。

しかし、この歳でこういうことが起きたのは、一つの大きなキッカケになるかもしれない、惰性と怠惰からの脱却、という・・・。

同じことを繰り返し、進歩のない日々、そんなことに気が付かないで毎日を送っていた、それを認識する結果的にはいい出来事、そう思うようにしよう。

そこで本日の一言、
『艱難汝をたま~に玉にす』

『禍福は糾(あざな)えるDNAのごとし』2021年07月08日 11時55分55秒

<2年後のニュースの時間>

2023年7月8日、お昼のニュースをお伝えします。

全地球変異型コロナワクチンの接種が始まっています。接種の予約は、旅行券、食事券、家電などが当たるクジ付きで、大人気となっています。
もっともこれは、65歳以上の人に限ってのことで、コロナ対策費増大に伴う年金額の大幅引き下げに対する、政策の一環として行われているものです。

若い人にインタビューをすると、「何かあったら恐いから、2021年のときと同じように、もう2年様子を見て接種する」と言う人も、中には見受けられました。
医療関係者が先にやりますので、何かあったら、その若者を治療してくれる人も存在しないはずですが、2021年のヒット曲風に言えば、「♪うっせぇわ、あなたが思うより健康です」、ということでしょう。

2021年では接種した人の方が生き残りましたが、さて今回は、接種をして生き残るか、接種をせずに生き残るか、どちらのDNAを持った人類が生き残るのか、世界中の人工知能が楽しみに待っている状況です。

お昼のニュース、担当は人工知能チョビッド-23でした。

そこで本日の一言、
『禍福は糾(あざな)えるDNAのごとし』

『十年一昔 ?いや、十年ひどく昔』2021年04月29日 11時55分55秒

<マイナンパーカードの取得に行った>

役所の「マイナンバー受付」の窓口に行くと、A4の用紙に暗証番号の記入するよう求められた、これをどうするの?

暗証番号の枠に、斜線の部分がある。こりゃなんだ?ひょっとして、”この桁までは必須です”、の意味か?

隣の窓口では、おばあさんと係員が「こりゃなんじゃろか」、「だからぁ、6桁以上って書いてあるでしょ」、(え、どこに?)

それが済むと、「今度はあちらの窓口へ」、え、ここは本当の窓口じゃなくて、「受付の準備の窓口」ってこと?

次の窓口で、こちら向きのディスプレイに、暗証番号をタッチ入力。使う文字は大文字だけ。あのおばあさん、出来るかなぁ?

カードを受け取ると、「10年後に更新が必要です、その時には通知が来ます」。え、次の更新が10年後にある?

年寄りの心配は、通知が来るかどうかより、それまで生きているか?この写真の顔を10年間キープ出来るか?

そこで本日の一言、
『十年一昔 ?いや、十年ひどく昔』