トロンボーン吹きの憂鬱 by ジェイワン梶原とキャバレーサウンドメーカーズ

バンドマン社会には、一般に知られていない音楽用品、用語があります。今回はそれをご紹介しましょう。

【 Ｏｈ・リコーダー 】
リコーダーの一種。「忖度モード」という機能があり、いくら下手に吹いても、「お～、利口だ～」と褒めてくれる、「褒めて伸ばすタイプ」の楽器。

【 リズミカール 】
お菓子の「カール」に似たサプリメント。これをかじりながら打楽器を演奏すると、どんなリズム音痴でも、リズミカルに演奏が出来る。

【 チューナ 】
音程の違いを音声で注意する計器。音程が狂っているのに、「ま、いいか」と言うと、「ま、いいかっ、チューナ！」と叱ってくれる。

【 産婆・デ・サンバ 】
パンデイロ（タンバリンに似た打楽器）の一種。妊婦さんの前で産婆さんが演奏すると、元気な赤ちゃんがサンバを踊りながら生まれてくる、という、ブラジルに伝わる伝説の楽器。

【 トトロノーム 】
メトロノームに似た、テンポを刻む器械。ただし、テンポは「さんぽ」のテンポしか刻めない。

【 スイングじゃ～・奈良 】
奈良県限定で出版されているジャズ音楽雑誌。以前は似た名前で全国出版されていたが、ジャズファンの激減で廃刊となり、現在は奈良県で細々と出版を続けている。

【 バブル・トロンボーン 】
バブル時代に作られた、豪華な装飾の付いた高価なトロンボーン。現在は発売中止。”バルブ”トロンボーンと間違えて買おうとした人が、値札を見て目玉がはじけた、という記録が残っている。

【 デキシー・ラーン度 】
デキシージャズをどれだけ学んでいるか（ｌｅａｒｎ＝ラーン）、溺愛しているか、の度合いを示す単位。溺愛の度合いによって、イチデキ、ニデキ、サンデキ、となり、一番上の度合いは、シーデキ。

なお、以上の用品、用語は一般には知られていません。人前で話してあなたが恥をかいても当ブログは一切責任を負いません、あしからず。

スマホで使われる略記号がわからないと、まるで時代遅れのように言われるのがしゃくなので、バンドマン・スマホ略記号を作って広めようと考えた・・・。

【 凸凸（デコデコ） 】
気分が高揚したときに使う。
「今日ライブだった　凸凸！」　※凸は漢字

【 凹凹（ボコボコ） 】
気分が落ち込んだときに使う。
「今日ライブだった　凹凹」　※凹は漢字

【 まじ〆（しめ）】
なにか終って欲しいことがあるとき使う。「まじ卍」の対抗語。
「バンマスの説教、まじ〆」　※〆は漢字

【 ＲＲＲ 】
楽しい気分を表現するときに使う。Ｒはスキップの形と「ルンルンルン」を表す。「ＷＷＷ（草＝笑い）」の対抗語。
「今日はネカビ、ＲＲＲ」　※「ネカビ」は給料日

【 ＠～ 】
遅刻しそうなときや、ゆったりした気分に使う。＠はカタツムリの形。～は「から」でも出てくる。
「ゴメン寝坊した＠～、すぐ行きます」
「今日は休みです、＠～」

【 Ｘ Ｘ 】
最悪の気分のときに使う。Ｘ Ｘ（エックス）は目の形。
「財布落とした　Ｘ Ｘ」

【 ぉぉぉ 】
予想以上だが、それを知られたくないときに使う。「ぉ」は小さい「お」。
「新入りラッパ来た　ぉぉぉ」

【 ぇぇぇ 】
予想以下だが、それを知られたくないときに使う。「ぇ」は小さい「え」。
「新入りラッパ来た　ぇぇぇ」

【 ∵ 】
どっちでもいい気分のとき使う。∵は無表情な顔の形。「さんかく」で出てくる）
「新入りラッパ来た　∵」

【 ◎◎ 】
ビックリしたときに使う。◎◎は目の形。「まる」で出てくる。
「あそこのキャバレー閉店するらしい　◎◎」

などなど、考えてみた。「よし、これを広めよう」と思ったが、ふと思い当たった、
「俺、スマホ持ってないわ　Ｘ Ｘ 」