春までにはほど遠く・・・2010年02月01日 12時51分51秒

落語「愛宕山」は、京都の愛宕山が舞台の噺。

早春のうららかな日、愛宕山に出掛けた旦那、幇間、芸子の一行。ところが旦那が、途中の谷に吊るしてある「カワラケ(皿)投げの的」に、「今日は趣向がある」と、小判30枚を投げたから、さあ大変。

「だ、旦那、あれ、拾ったら?」「拾った人のものだ」。ということで、幇間の一八が崖を降りようとするが、崖の高さは七十尋(一ひろ=約1.8m)、降りる道はない、回り道の途中には狼が出る。で、一計を案じ、傘を広げて飛び降りることにするが・・・。

序盤には「若菜摘み」や「さわらび」のくだりがあり、いかにも早春という雰囲気がいっぱい。また愛宕山には、明智光秀が「時は今 あめが下しる 五月哉」と詠んだ愛宕神社もあり、一度は行ってみたいところです。

が、聞くところによると、けっこう大変な山登りらしい。それに、やっと今日から2月で、早春にはほど遠い。ということで、それまでに体力と根性を蓄えるか、なかったことにするか、にしましょう。

早春賦2010年02月04日 12時55分55秒

早春賦
昨日は節分というので、今年の恵方、西南西を向いて黙々と恵方巻を食べ、ベランダに向かって恥ずかしげもなく大声で「鬼は外!」と叫んで、豆を蒔きました。

ただし、さすがに食事のあとに年の数の豆は食べられず、10分の1で勘弁してもらいました。生協でとった国産大豆使用の鬼打ち豆だったので、味はよかったんですが。

そして、暦のうえでは今日から立春。とはいえ寒い。でも、立春とは、
寒さが、
クレッシェンド < 節分・立春 > デクレシェンド
になる、つまり、今日が寒さのピーク、と考えれば、寒いのは当たり前。

ということで、首にはしっかりネックウォーマー、口にはマスク、帰ったら手洗い、酒も禁止-とはいかないので冷を燗にして、首を長くして春を待つ日々です・・・なんせ、練習しようにもマウスピースが冷たくて・・・早く、春よ来~い!

ポップな人々に囲まれて・・・2010年02月08日 12時52分52秒

インフルエンザの予防にかけているマスクが安物のせいか、口の周りがものすごく敏感になってしまい、ちょっと物が触っても、むず痒く反応してしまいます。

ということで、演奏に影響したら大変なので、しばらくはマクスなし。早く春よ来い・・・とは言うものの、春になってマスクなしでいられるんでしょうか。1年中インフルエンザの流行期、てなことになりませんように。

<ここ最近聞いたナイス・ボケから>

マイケル・ジャクソンさんが亡くなってしばらくした頃、テレビで追悼番組が放送されているのを見て、「あら、いまごろ?ああそうか、きっと四十九日ね」
(おいおい、アメリカに「四十九日」という慣習はないだろ。)

テレビに映る四つ這いの生き物を見て、「あ、これ、昔タモリさんがやってたやつよね。えーっと、ヤモリじゃなくて、イモリ、だっけ?」
(おいおい、イグアナだよ。タモリは、イモリはやらないだろ。)

どちらも、身内から発されたボケです。こんなポップなテンネンの人々に囲まれて暮らしていれば、寒さを感じてるヒマなんて、ありません・・・。

思い立ったが吉日!2010年02月11日 12時53分53秒

チャリのライトが点かない、見るとコードが切れている。ま、次に使うときまでに修理すればいいか・・・と思いつつ1週間、明日使うというので修理を、と思ったら、外は土砂降りの雨。

この曲はレパートリーに入れといたほうがいいな、と思いつつ放っておくと、ある日のライブで客からリクエクトがあってアタフタする、これも似たようなこと・・・いつものことながら、思ったら、なぜすぐやらないの!

ということで毎年恒例、1ヶ月遅れの「今年の目標」。今年も2月になってやっと思い立ちました。

「思い立ったが吉日!」

もちろん、熟慮した方がいいこともある。とはいえ、当然やるべきことは思い立ったらすぐやる・・・この歳になってやっと今ごろ、ではあるけど。

では、さっそく、壁に張り紙でもしようか・・・ま、別に明日でもいいか・・・、って、それがイカンのでしょ!

やっぱりそうか・・・2010年02月15日 12時57分57秒

<赤・ピンク錯視=中のリングの色は左右同じです>

前回のブログで「思い立ったが吉日」と、書いたばかりなのに・・・。

バンドの大先輩が入院しているというので、お見舞いに行こうと思いながら、つい延び延びに。で、「今日は用があるから明日行こう」と、次の日お見舞いに行ったら、受付で「ああ、その方なら、昨日転院されましたよ。」「・・・・・」

転院先の病院がそう遠くない場所だったので、なんとか無事お見舞い出来ましたが、まったく、絵に描いたような「思い立ったが吉日」のパターンでした。やっぱりそうか、昔の人の作ったことわざは、よ~出来とるばい・・・。

幸い、お元気そうな様子で、枕元にはカセットデッキが。「あれだったら、なんかテープ、持って来ましょうか、テッドヒースかなんか」「ああ、いいね、やっぱりスイングがいい」。八十ン歳を過ぎても、このバンドマン魂。「じゃ、今度持って来ます」

ということで、「今度持って来ます」の「今度」は、今度ばかりは「また今度」、というわけにはいきません。さっそく今夜にでも、テープをダビングしなくては。

(ところで今年の目標は壁に貼ったのか、って?、もちろん!、と言っても、3日後ぐらいに、ですが・・・)

助言が助言であることの難しさ・・・2010年02月18日 12時52分52秒

先日、ライブが終わった後で、久しぶりに助言を受けました、アドリブの音の取り方、リズムのことなど。

土台バンドマンは「自分は自分、他人は他人」で、人間関係を危うくしてまで、他人に助言したがらない。根本には、「自分は助言出来る腕ではない」という卑下、「何と思われるだろうか」という懐疑・・・早い話が、臆病。

そんな中で、そうやって助言してくれる人がいるというのは、物事を学ぶうえで、またとない財産です。「技術は習うものではなく、盗むものだ」の一点張りで来て行き詰った時、そうした助言は、暗闇の一筋の光です。

一方で、本人がいない場所では言いたい放題、というのは、どの社会でも、ごくありがちなこと。
『陰で言えば悪口だが、面と向かって言えば助言』
このことを、言う方も、言われる方も、ちゃんと認識し合あうというのは、けっこう大変です・・・。

「狭く深く」と「広く浅く」2010年02月22日 22時22分22秒

この春のヒット柄?ヒートン(留めネジ)模様

苔の採集をやってきました。去年の10月15日のブログに書き込んで以来、4ヶ月にして、初採集です。何千種類もある苔なので、たかだか数種類では、集めたうちには入らないでしょうが。

それとは別に、高校以来ご無沙汰している、漢詩もやってみようかと。
あれこれ手を出して結局は中途半端、は目に見えていますが、それでも自発的にやりたいと思ったことなので、臆せずにやってみたい。

「狭く深く」、と、「広く浅く」、どちらが良いとか悪いとか考えず、どちらもやって、いろんな可能性を試したい、なのか、単に一時の好奇心、なのか。まあ、とりあえずは、金をかけない範囲でぼちぼちと。

しかし、これって、衝動買いに似て、一種の欲求不満のはけ口?知らない間に、トロンボーンやバンドのストレスが溜まってるのかも・・・・・

春は新発見の旅に出る?2010年02月25日 12時55分55秒

先日、列車で親戚の家に行きました。一両編成のローカル線で、最後尾に逆向きに立っていると、どんどん遠ざかって行く景色が、逆回しのフィルムみたいに楽しめます。

やがて山奥の長~いトンネルに入ったので、周りは暗闇になり、トンネルの入り口の光が次第に小さくなっていきます。サッカーボールぐらいから、野球のボール、ピンポン球、パチンコの玉、そして、ついには見えなく・・・・・

アレ~、見えなくならないな、米粒ほどになってもまだ見える・・・このトンネルは長さが約4.4kmもあって、途中、左右とか上下に、わずかでもカーブしたらオシマイ、なのに・・・仁丹ほどになっても、まだ見えている・・・。

そして、とうとう出口に着いて、周りが明るくなる最後の最後まで、4.4km先の入り口の光は見え続けました!子供の頃からそれこそ数え切れないぐらい乗っている列車なのに、今頃になってこんな発見をするとは・・・。

もうすぐ3月、長かった冬がやっと遠のいていきます。この春は「鈍行列車・新発見の旅」、でもやってみるかな~。