『♪たで たで がきつ いるま いるま いるまんま~』2023年10月09日 13時30分30秒

<新作落語「がきつ」>

熊:隠居、なんだか知らねえが、急に寒くなって、秋支度してるまに、冬になっちまうね。。
隠:ああ、そうだが、せっかくの秋だ、少しは秋を味わったがいいな。
熊:なるほど、じゃ、美味いモンをいっぱい食べて、酒をたらふく飲んで。
隠:その味わうじゃなくて、芸術の秋、たとえば月を愛でる、音楽を聴く、そんなことだ。
熊:ふーん、月と音楽、じゃ「月の砂漠」を聴きぁ、両方いっぺんで済むな。
隠:そんなズボラをしちゃいけないが、たしかに、「月の沙漠」をオマージュして作られた、ジャズトランペッター・リーモーガンの「Desert Moonlight」なんかは、秋に聴きたいジャズだな。
熊:ふーん、食後にはデザートを、って曲かい。
隠:デザートは砂漠のことだ、ついでに言えば、原曲は、”砂”ではなく”沙”の漢字の、「月の沙漠」だ。
熊:そんなのってあるかい、ゴビ砂漠でもサハラ砂漠でも、砂があるから砂漠じゃねえか、変なこと、スナ。
隠:この歌詞は、千葉県御宿(おんじゅく)海岸、つまり水辺をイメージして出来たそうだ、だから”沙”の字を使った、ってことだな。
熊:そうかい、じゃ今から帰って、美味い肴で酒を飲んで、最後にその、リーなんたらってえのを聴こう。
隠:何で最後に聴くんだ、途中で聴きゃいいじゃないか。
熊:いいや、その曲は最後の”デザート”だ。

そこで本日のひと言、
『♪たで たで がきつ いるま いるま いるまんま~』

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『人も食べれば食に当たる』2023年09月25日 08時50分50秒

<昭和の鼻レーダーにご用心>

今までに食べ物で体にトラブルが起きたことが2回ある、一度目は子供のころ、豚肉を食べて下痢を起こし、保健所が検査に来た。

二度目は、カレイの唐揚げをつまみに発泡酒を飲んだときで、このときは呼吸困難になるほど顔が腫れあがったが、:原因は不明。

夏の間は用心して、食べ残しは全て冷蔵庫にしまっていたが、少し涼しくなってくると、ついラップをかけて飯台に置きっぱなしにしがち。

鼻を近付け、クンクン、「ん、大丈夫」とか、「あ、ダメだ」という、昭和の判断は止めとこう、特にステージを控えた数日間は・・・。

そこで本日のひと言、
『人も食べれば食に当たる』

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『いつまでもあると思うな親と現金払い』2023年09月21日 08時25分25秒

<近未来小説・「続・一人フルバンド」>

収録が終わったトロンボーン奏者は、ギャラを受け取りに事務所に向かった、事務所はスタジオの2階にあった。

ドアをノックし、「すみません、今日のバンドマン役の者ですが、ギャラをお願いします」と声をかけた。しかし、中では何かの議論が行われている様子で、彼の声は届いていないようだった。

「どうして、演奏者の再現に、人間が必要だったんだ」
「当時のバンドマンというのは行動にクセがあって、AIにデータがないんです」
「そんなもの、自動作成すればいいじゃないか」
「しかし、ディレクターが、生の人間がいいと言い張ったので」
「そんなディレクター、クビにしてしまえ」
「クビというか、彼もAIで作った合成人間だから、新しく作ります」

「え!AIで作った合成人間!?」会話を立ち聞きしていたトロンボーン奏者は、驚いてドアを開けて部屋の中へ入って、さらに驚いた、「こ、これは!」
中はただの狭い機械室で、コンピュータの光が点滅しているだけだった、その点滅と同期して声が響いた、
「ギャラの支払いは振込です、トッパライではありません」

注)トッパライ=当日現金払い、バンドマンへの旧式なギャラの支払い方法。

そこで本日のひと言、
『いつまでもあると思うな親と現金払い』

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『頭隠して体隠せず』2023年09月11日 11時11分11秒

<運動不足解消法>

パリオリンピックが来年、ということで、出場をかけたいろんなスポーツの大会が放映されている、それにワールドシリーズ、大相撲なども。

この暑さでは、スポーツをというわけにもいかず、それどころか、歩くことさえも、「危険なので外出は控えましょう」、と報道される状況。

それでも、運動不足は楽器演奏の敵、なんとかしなければと思い、少しずつは気を使い、体を使い、まずはラジオ体操、アパートの階段昇り。

丸々としたこの体、マウンテンバイクでなんとか、という手もあるが、この残暑、この歳では転倒が恐いし、しばらくはテレビ観戦でごまかすとするか。

そこで本日のひと言、
『頭隠して体隠せず』

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『老いては子に貰え』2023年08月03日 09時39分39秒

<思いがけないプレゼント>

タブレットを買おうとして詐欺に引っかかったことを、以前このブログにアップしたが、その話をしたら、息子がタブレットを買ってくれた。

今流行りの2in1(ツー・イン・ワン)、見た目はノートパソコンだが、ディスプレイ部分を取り外すと、単体でタブレッとして使えるスグレモノ。

アマゾンで中古で2万円だったとのこと、詐欺被害額が2万円なので、これでプラマイゼロじゃない?、と息子は言ったが、それはないと思う。

ともあれ、新しいおもちゃを貰った子供と同じで、ウインドウズは7から11、いろんな使い方もあるし、こりゃ、お盆は退屈している暇はないな。

そこで本日の一言、
『老いては子に貰え』

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『♪時は流れて どこどこ行くの~』2023年07月31日 11時00分00秒

<7月最後の日>

机の上に置いている卓上時計が止まった、電池を入れ替えても動かない、時計はしょせん機械、いつかは壊れるものかもしれないが。

この時計は妹の形見、家にあった二つの時計のうちの一つで、7年間はキチンと時を刻んでいたのだが、ここ最近調子が悪かった。

タイムスリップ、ワープ、など、時間を操る話は多いが、アインシュタインも時間は止められなかった、使っていた時計は止まっただろうけど。

時間の経過を、カレンダーと時計でしか感じられない、というのは、現代社会が入り込んだ迷路かもしれない、さて、明日からは8月、か。

そこで本日のひと言、
『♪時は流れて どこどこ行くの~』

参考:喜納昌吉・作詞/「花」

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『大山鳴動、寝ずに一匹』2023年07月27日 10時50分50秒

<大げさ過ぎる話>

借りている市民センターの練習場のドアを開けると、室温33度、お、涼しい!

前回借りたときは36度まで上がった、それに比べれば33度なんて、軽井沢の涼しさ!

冷房代は2時間で600円取られる、数人なら負担は軽いが、一人だと自己破産の危機!

もし熱中症になったら、市、センター、個人、誰の責任か政治問題になる、用心用心!

途中、休憩で廊下に出て、事務所からの冷気を浴びると、体がブルブル、うっ、寒い!

そして2時間、眠たくなっても寝ずに練習、まるで真面目昭和人間を絵に描いたような!

そこで本日のひと言、
『大山鳴動、寝ずに一匹』

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『♪命短し 恋せよ 音を~』2023年07月24日 11時45分45秒

<騒々しい夏がやって来る>

セミが鳴く、凄まじい音量で、これが当り前だと思っている人はいいが、初めて経験する人は「ナニ事が起きたのか!」とビックリすると思う。

「ワシワシワシワシワシワシワシワシ!!」、「ジージージージー!」、朝からこれでは、「ゆっくり寝ていることも出来ン!」と苦情が出そう。

それでも最近のセミは、以前のような耳鳴りほどの鳴き方ではなく、少し遠慮がちに啼いているように思えるのは、セミへの同情心だろうか。

最近は「1週間以上生きる」と言われるが、それでも「セミの命はコンチュウいっぱい」と言われる短い命を生きるセミ、いよいよ夏本番間近。

そこで本日のひと言、
『♪命短し 恋せよ 音を~』

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『♪金曜日は練習もせず 土曜日はグータラばかり~』2023年07月10日 11時30分30秒

<練習方法を考える>

フルバンドで難しい譜面を貰う、難しい譜面とは・・・

1・音が取りにくい・・・調性が不明、♯や♭が予期しない音に付いている
2・譜割りが難しい・・・取りにくいリズムになっている
3・テンポが速い・・・リズムをキープするのが難しい
4・アドリプが難しい・・・付けられたコードが理解を超えている

どれか一つの要素ならまだいいが、全部の要素がある譜面だと、向かい会うのも気が重い。

ましてや、1stだとトロンボーンパート全体にかかわる責任もある、さてどうするか?

とりあえずは、
・音を拾い音程をしっかり取ってメロディラインを頭に入れる
・譜割りをリズムにのせる
・そのうえで指示テンポに近付ける
・コード進行に添った無理のないアドリブメロディを探る

これだけの作業をするには、しっかりとした練習時間が必要、次のリハまで1週間、だが、金、土曜日でなんとかなるか・・・。

そこで本日の一言、
『♪金曜日は練習もせず 土曜日はグータラばかり~』

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『腹も魅のうち』2023年07月06日 08時38分38秒

<ソバはソバでも>

楽器奏者で使われる言葉に「ソバ鳴り」、というのがある、蕎麦をすする音、のことではなく、「楽器が響いていない」、つまり「側鳴り」、という意味の、悪口。

本人はフォルテで吹いているつもりでも、音は遠くへ届かなくて、側にいる人がただやかましく感じる音、という意味で、特に金管楽器奏者によく見られる。

十分に息を溜めないまま、腹筋を意識せずに吹くと起こりやすい、膨らんだビーチボールを押せば勢いよく風が出て来るが、半分しぼんでいたら強い風が出ない、それに似ている。

キャバレー時代、フォルテで吹いていたら、ホールで踊っているホステスさんが迷惑そうな顔をした記憶がある、魅力的な音は腹筋から、「ソバ鳴り」は、蕎麦を食べるときだけでいい。

そこで本日の一言、
『腹も魅のうち』

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