『花の色は 移りにけりなと 言ったずらに~』2021年03月28日 18時30分30秒

<三日見ぬ間 に?の?>

昔は、小学校の入学式のころ、4月初旬ぐらいに桜が満開になって、桜の木の下で、新一年生は写真を撮ったものだ。

ところが、今日近くの公園にいって見ると、すでに満開、もしくは満開を通り越して、葉桜になっている木もある。

これが温暖化のせいなのかは分からないが、花の盛りがだんだん早くなり、自分の中の季節感が狂ってきたように感じる。

今年は花見はしないにしろ、花の下をウロウロして春を感じる、そんな感覚がズレてしまうのは、少し恐い気がする。

『世の中は 三日見ぬ間に 桜かな』、というは江戸中期の俳人・大島蓼太(りょうた)という人の句という。

これが一般には、『世の中は 三日見ぬ間の 桜かな』、と広まっていったと、あちこちのネットにある。

「見ぬまに桜」、だと、いつの間にか桜が咲いていた
「見ぬまの桜」、だと、いつの間にか桜が散っていた

となる。どちらにしても、この時期の桜の様子を表している。さて、明日あたり、弁当を持って桜の木の下をウロウロしてみるか・・・

そこで本日の一言、
『花の色は 移りにけりなと 言ったずらに~』