『一兎を追う者 二兎は得られず』2021年03月26日 11時40分40秒

<あれもこれも?>

最近聞いた言葉に「スラッシュワーカー」、「スラッシャー」、というのがある。

仕事の肩書きに、○○/△△、のように、異なった業種を/(スラッシュ)を付けているような、複数の業種をこなす人のこと、とか。

バンドでは、複数の楽器をこなせる奏者を「マルチプレーヤー」と呼ぶ。サックス奏者がフルート、クラリネットなどを演奏出来る場合。

但し、一般的には、基本構造が全く異なる楽器の場合、そう呼ぶようで、管楽器とビアノ、ピアノとドラム、ドラムとベース、など。

遊びで、というのなら大勢いるだろうが、どれもモノホン(本物)となると、それ相当の努力をした人でないと、世間が認めてくれない。

キャバレーの3番や4番トロンボーン奏者は、楽譜が揃っていない場合、ステージのコンガを叩いたが、やはりお遊びの範囲の場合が多かった。

ところが、キャバレーの衰退期、ベースやドラムがいない、などの事態が多発し、バンマスが「誰かベース、弾けんか!?」と叫んだものだ。

自分の楽器を極めるのには、他の楽器をやるのは邪魔になる、そういう考え方が、時代の変遷とともに駆逐されていった、と思われる。

そういえば、家の楽器棚には、クラリネットも、エレキベースも、ギターも眠っている。この際だ、名刺に、トロンボーン奏者/○○奏者、と書けるよう頑張ってみるか・・・。

そこで本日の一言、
『一兎を追う者 二兎は得られず』

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