『雑学という名前の学問はない』2021年03月25日 11時35分35秒

今、あちこちのテレビ番組やネットにクイズが氾濫している。専門的知識や、即興で考える謎解きを競っている。その中に、雑学を競うクイズというのもある。

その専門分野の人にとっては、ごく当たり前の事象がクイズになる。当然、関係者は「当たり前のことだ」と、即答だろうが、さて、それを雑学と呼ばれて嬉しいかどうか。

「雑草という名前の草は無い」と言う。同じように、一つ一つの学問には、真理探究と、研究に対する情熱に溢れた名前が付いている。それを”雑多な学問”とは、失礼な話ではないか。

本屋で「雑学」と名の付く本をめくると、浅薄な知識が並べてあるような気がして、すぐ閉じてしまう。その分野の奥深さを軽視しているような気さえしてしてくる。

三日経てば忘れてしまう、そんな内容の羅列が学問と呼ばれ、それを元にクイズが作られている。その中味が、知識、知恵に溢れているとは、とても思えないのだが・・・
・・・と、雑学好きの自分を反省する。

そこで本日の筆者の一言、
『雑学という名前の学問はない』

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