フレディ・ケパードの時代から100年2020年10月20日 11時55分55秒


ジャズ発祥から間もない頃、レコード会社からレコーディングを誘われた、キング・ケパード(フレディ・ケパード、トランベッター)は言った。

「長年苦労して身に着けた技術を、レコードに入れて、誰にでも真似される、そんなことをするほど、俺はモウロクしちゃいねえ!」

そのせいで彼は、初のジャズレコードを残す、という栄誉を得ることなく、その栄誉は、白人のバンドがかっさらっていった。

それから100年を経過、レコードはCDに、そして今はダウンロードに。音楽は、媒体という固形物に頼ることもない時代になった。

そんな、音楽がモノとしての形を残さない時代、演奏家はそれをどう考えているのだろう。たとえば、オンライン配信が主流になる?

いや、それはあくまでコロナ禍での話?今後、どんな方向に向かうのか、コロナの収束と同じで、全く予測がつかない。

しかし、お客様の前で演奏すること、ライブこそ、が演奏家の最大の喜び、この根本は、ケパードの時代以来、ずっと変わらないはず。

今は、辛抱してその時を待つしかない。
そこで本日の一言、
『 堪忍五両、思案十両 』
(じっと我慢は五両の値打ち、その時に備え熟慮するのは十両の値打ち)

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