虫愛づる姫は変人か2020年10月13日 11時11分11秒


久しぶりにいもむしを見た。

ベランダ下に植えているキンカンの葉っぱが、最近やけにボロボロになるなと思ってよく見てみると、葉っぱのあちこちに、いもむしがご滞在。

「鳥とか蟻じゃなくて、こいつのせいだった」と、カミさんに話したが、別に「取ろうか」という話にはならず、そのまま放置している。

写真に撮って調べてみると、アゲハ蝶の幼虫のようだ。そういえば、夏の間、きゅうりやゴーヤの花によくアゲハが来ていた。

見ているうちに、『虫愛づる姫(堤中納言物語)』ではないが、春には蝶になって飛んでいくと思うと、可愛く見えてくる。

物語中姫は、「世間の見た目や服装は人間の本来の姿ではない」と、お歯黒も付けず、眉もゲジゲジのままで、虫を愛でる生活をしている。

ところで・・・
衣・食・住のすべてにおいてSNSやテレビなど他人の発する情報に踊らされている今の世の中で、姫はやっぱり、変人扱いされるのだろうか。

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