【 勝手に大牟田弁講座 】(後)2020年06月01日 09時15分15秒

親の説教に対して反抗期の子供が、『モ~、シカラシカ!』
 表記:「も~、しからしか!」
 意訳:もう、ウザいなぁ!
 語句:しからしか=”せからしい(九州方言)”の訛り、面倒な、うっとうしい(昔、like dear mosquito、と英訳した高校生がいた)

友人の背中の大きなリュックを見て、『ナンバカロトット?』
 表記:「なんぱかろとっと?」
 意訳:何を背負っているの?
 語句:ば=を、からう=背負う、とっと=ているの

留守番の夫が、家族が出掛けテレビも面白くないので、『トゼンナカ~』
 表記:「とぜんなか~」
 意訳:退屈だな
 語句:とぜんない=退屈だ、もの寂しい(古語:徒然=つれづれ、の転か)

友人と高級車のカタログを見ながら、『コンクルマ、ムシャンヨカネ!』
 表記:「こん車、ムシャんよかね!」
 意訳:この車、カッコいいね!
 語句:むしゃんよか=しゃれている(「武者ぶりが良い」の転か)、”みしゃんよか”と訛る世代もある

その他、「高っかとか、えすか=高い所は、怖い」、「うちもかてて=私も仲間に入れて」、「こん紐きびって=この紐を縛って」、あんた、こすか~=あなたはずるい」、などさまざまな大牟田弁があるが、徐々に死語になりつつある。
若っかモンもテレビに乗せられて若者言葉ばっかし使わんでくさ、たま~にでんよかけん、大牟田弁ば使わんと・・・え、なんて言いよるか、いっちょんわからん?ガッパシコイタ (がっかりした)・・・