バンド的解釈「犬棒かるた」編2019年10月07日 12時12分12秒


「犬棒かるた」は、江戸中期に出来た「犬も歩けば棒に当たる」から始まる「いろはかるた」で、以下のようにバンドマン生活に参考になるものがある。

い 【 犬も歩けば棒に当たる 】
あちこちのバンドを流れ歩いているうち、ひょっとしたら棒を振る(バンドを指揮する)ことになるかもしれない。

ろ 【 論より証拠 】
いくら音楽理論を知っていても、実際に演奏で示さなければギャラは上がらない。

は 【 花より団子 】
花のように綺麗なホステスより、団子っ鼻のホステスの方が情が深いものだ。

に 【 憎まれっ子 世にはばかる 】
トップ奏者は上手いけどたいてい威張りさくっているものだ。だが、逆らわないほうが得策だ。

ほ 【 骨折り損のくたびれ儲け 】
金にならない仕事、例えば”情”に流されてするような仕事は、ただ疲れるだけだからやらないほうがいい。

へ 【 下手の長談義 】
理論だけが得意なバンドマンの話は聞くに値いしないもので時間のムダだ。

と 【 灯台下暗し 】
東大を出るぐらい優秀な者ほど、肝心のバンドマンとしての基礎が出来ていないことが多い。

ち 【 塵も積もれば山になる 】
下手なバンドのステージには長年の演奏ミスで落とした#や♭が山となって積もっている。

り 【 良薬は口に苦し 】
酒を吞んだ後に飲む高価な胃薬や肝臓の薬ほどまずいものはないと知れ。

ぬ 【 沼地にも蓮の華 】
「泥中の蓮」とも。泥酔バンドマンばかりの中にも、まれにシラフの孤高のバンドマンがいる(かもしれない)。

る 【 瑠璃(るり)も玻璃(はり)も照らせば光る 】
青い宝石や水晶のように、頑張って精進すればスポットライトが当てられて輝くことがあるから諦めるな。

を 【 老いては子に従え 】
年を取って息子が免許証返納を勧めたら素直に従え・・・ただし「そのかわり毎月タクシーチケットをくれ」と要求せよ。

次回は「京都いろはかるた」編を予定。

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