バンドマンの為の国語辞典(ひ)2018年06月13日 08時45分45秒

<筆者演奏予定>

6月13日(水) 20時30分~
Swing21・定期ライブ
コンベトロ(筆者主催バンド)
北九州市小倉北区堺町1-9-22北州観光ビル2F

6月15日(金) 20時00分~
「ラブソディ」定期ライブ <昭和の名曲をあなたに>
キャバレーサウンドメーカーズ(筆者単独)
北九州市小倉北区京町一丁目2-15

6月23日(土) 20時30分~
Swing21・定期ライブ
BBU(バックビートアップ=筆者参加バンド)
北九州市小倉北区堺町1-9-22北州観光ビル2F

6月24日(日) 20時~
SPACE for you Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ ライブ
BBU(バックビートアップ=筆者参加バンド)
県田川郡添田町添田1018−13

6月29日~7月1日 沖縄ツアー
沖縄ライブハウス「モッズ」
BBU(バックビートアップ=筆者参加バンド)

8月1日(水) 20時~
門司港・六曜館 偶数月第一水曜日ライブ
BBU(バックビートアップ=筆者参加バンド)
北九州市門司区門司港


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ひ【火】
失敗した時顔から出たり、酔って頭をぶつけたとき目から出たり、 借金の返済日が迫ると尻に点いたりするもの。

ぴあにすと【ピアニスト】
ピアノを演奏して収入を得る職業、またその人。両手全部の指はもちろん、時にはひじやかかとを使ったり、鍵盤の上を走り回ったりして音楽を提供する肉体労働者。

ひかくさんげんそく【比較三原則】
バンドマンの家庭の三原則。世間の豊かな暮らしと自分たちの暮らしを比較する情報は「持たず」「作らず」 「持ち込ませず」という原則。

ひきぎわ【引き際】
限界を自覚してバンドを辞める時期。「枯れた」とか「老練」などと周囲から言われ始めたらその時期。

ひきこもり【引きこもり】
仕事が終わり、夜中に家に帰り、一杯飲み、砂嵐が出るまでテレビを見て、いつの間に か寝て、昼ごろ起き、テレビを見て、暗くなると着替えて仕事に出かけるまで、一歩も家を出ず誰とも顔を合わせないバンドマンの生活。

ひこうかい【非公開】
華やかで、栄光に満ち、祝福された人たち、でないバンドマンの人生。

ひだりきき【左利き】
身体のうち右側よりも左側の方が機能すること、また、その人。
(左利きの人の例)
・浮気をする時、早く動くのが左手
・悔しい時、地団太を踏むのが左足
・女湯を覗く時、ハッキリ見えるのが左目
・聞き耳を立てる時、地獄耳になるのが左耳
・賄賂をもらう時、よく効くのが左の鼻の穴
・やるせない時、砂を噛むのが左の歯
・女房に嘘をついた時、わずかに痛むのが心臓の左側
・チャンチャラ可笑しい時、痛くなるのが左の片腹
などの人。但し、
・成金になった時、団扇を使うのが左手
の人は後天的なもので左利きには分類しない。

ひだりききようとろんぼーん【左利き用トロンボーン】
こんにちは、テレビショッピングのお時間です。
今回ご紹介するのは「左利き用 トロンボーン」です!
左利きだからトロンボーンは吹けないとあきらめていたあなた、今日からは左手で思いっ切りスライドをコントロール!
この素敵な左利き用トロンボーンを、今回は特別企画として、左利き用マウスピースもお付けして、超特価でご提供します。
(ちょっとカメラ止めて!)
そこのお客様、収録中なので私語はやめて頂けますか。
え?どんなトロンボーンもスライドをクルッと逆に付けるとそうなる?マウスピースに右利きも左利きもない?・・・ちょっとー、お客さん、素人には判かりゃしないんだから邪魔しないでくれるかな~。

ひだりまき【左巻き】
「頭のつむじが左巻きの人は頭が悪い」という俗説から生じた、頭が悪いことをさす差別的な言葉。但 し「外から内へか、内から外へか」の定説はないので、すべからく人間は頭が悪い、というのが真実。

ひだるま【火達磨】
借金を象徴する人形。バンドマンの家に「雪達磨」と対で飾ってある置物。

びっくりぎょうてん【吃驚仰天】
業界用語で「クリビツテンギョウ」。精神的、肉体的にスキだらけのバンドマンが些細なことで腰を抜かすほど驚く様子を表す言葉。

ひっすあいてむ【必須アイテム】
必ず持っていないとサマにならない物。
・水戸黄門の印籠
・弁慶の七つ道具
・バンマスの屁理屈
・ジャーマネのひねくれ根性
のような物。

ひっぱり【引っ張り】
バンドマン用語で「パリヒ」。給料アップやバンスを条件に(職場や音楽環境の向上は二の次)、他のバンドのメンバーを引き抜くというバンド界独特の儀式。

ひとま【一間】
座ったままで周りの全ての物に手が届くという便利な住居。バンドマンの住居に多く見られる。

ひとりごと【独り言】
話す相手無しに独りで喋ること。表現によって精神状態が現れる。
・ブツブツ=不安定な精神状態・・・「あー酒飲みてぇなあ」
・ブツクサ=興奮した精神状態・・・「こんなバンド辞めてやる!」
・モゾモゾ=不安定な精神状態・・・「ミスの言い訳どうしよう」
・モソモソ=迷いの精神状態・・・「明日なんと言って休もうか」

ひとりさかもり【一人酒盛り】
六代目・三遊亭円生さんが得意とした落語の演目。
上等の酒をもらった熊さんが、いっしょに飲もうと留さんを誘うが、留さんにはお燗番 だけさせて一滴も飲ませず、自分が全部飲んでしまう、という内容。オチは、
「ちょいと熊さん、留さんたいそう 怒って帰ったけど、喧嘩でもしたの」「留公か、ハハハ、うっちゃっときなよ、 あいつぁ酒癖が悪いんだから」
留さんのような惨めな思いをしたくなかったら熊さんの側になれ、でなければ酒を止めよ、という人生訓の落語。

ひにくや【皮肉屋】
人の悪口を直接的でなく遠まわしに言う、心根の優しい人のこと。

びにほん【ビニ本】
本が自動販売機で買えるという日本の読書文化の高さを証明する本。

ひねる【捻る】
ねじって向きを変えること。転じて、異った雰囲気を出すためにいつもと異なったことをすること。但し、捻り過ぎると元がわからなくなったり本人がねじれたりするので、演奏もエッセイもひねりは程々に。

びーふらっとがっき【B♭楽器】
楽器の「ド」の音が実音のB♭が鳴る楽器。古今東西のトランペット、テナーサックス、クラリネットの奏者が「なんで!」と頭を悩ませる呪われた楽器。

ひまつぶし【暇潰し】
楽譜の無い3rdトロンボーン奏者がステージの横でコンガを自己流に 叩いているような行為。

ひめ【姫】
男性奏者が女性奏者を呼ぶときの呼称。男は「姫」の持つ語感を楽しんでいるので、そう呼ばれ ても、むやみに喜ばないこと。

ひゃくにちのせっぽうへひとつ【百日の説法屁一つ】
理論を並べ立てても「プー」とか「スー」というミストーンを出したら、バンドマンと しての評価はそれまで、という厳しい現実を表す言葉。

びんぼうにんはむぎをくえ【貧乏人は麦を食え】
総理大臣・故池田勇人氏が、バンドマンの健康を願って唱えたスローガン。

びんぼうひまなし【貧乏暇無し】
1.「食うことに追われて寝る暇もおまへんわ」、という社交辞令。
2.「貧乏の途切れる暇がおまへん」、という悲しい本音。
3.「暇、ゆうムダな時間がのうて充実してますわ」、という負け惜しみ。