この世に潜む妖怪伝説2017年07月27日 20時45分45秒

前回はバンド界に巣食う妖怪をご紹介しましたが、今回はもっと一般的な妖怪をご紹介しましょう。もちろん他言無用、どんなタタリが降りかかるかもしれませんから。

●妖怪「金縛り(カネシバリ)」
借金を抱える人間の体に入り込み身動きを取れなくします。特に首を回 らなくします。「和同開珎」以来、ずっと日本に住み着いている妖怪です。

●妖怪「蒸し砂かけ婆(ムシスナカケババア)」
砂蒸し温泉で客に蒸し砂をかけながら暮らしている妖怪です。砂に埋もれていて鼻の頭が痒くなって「すみません、ちょっと!」と呼んだとき「何かヨウカイ?」と言って来るお婆さんがいたら、それは間違いなく妖怪「蒸し砂かけ婆」です。

●妖怪「黄な粉爺(キナコジジイ)」
おかずが一品も無いとき、黄な粉に砂糖を混ぜてご飯にかけると、それだけでおかずになります。でも、慌てると黄な粉が喉に引っ掛かってむせることがあります。それは、イタズラ好きな妖怪「黄な粉爺」のせいです。黄色が特徴の画家ゴッホもこの妖怪にと りつかれていて、いつもゴッホ、ゴッホとむせていたそうです。

●妖怪「無理かべ(ムリカベ)」
毎日頑張っているのに、急に「もう無理、この壁は 越えられん!」と諦めたい気分になったら、それは、見えないけどあなたの前に壁のように立ちはだかっている妖怪「無理かべ」のせいです。考えてごらんなさい、酒・博打・女を絶ち、努力と根性100%で頑張っているあなたのせいのはずがないでしょう。

●妖怪「河童頭子(カッパズシ)」
河童のような頭をした子供の妖怪です。大人の河童は川で遊ぶ子供に悪さをしますが、この妖怪「河童頭子」は、頭の皿に寿司をのせて同じところをグルグル回っています。好物のキュウリを人間が食べないよう、カッパ巻きと鉄火巻きをすりかえるイタズラをします。

●妖怪「ガラス天狗(ガラステング)」
人間の心に入り込み、すぐ落ち込むガラスのハートと、すぐ自信過剰になる天狗のハー トを持たせる妖怪です。そのせいでその人間は「気分屋」とか「お調子者」と呼ばれてしまいます。姿は真っ黒で人間には見えませんが、 時々人間に「おい、カカア、カカア」とか、「このアホウ、アホウ」 と言わせるイタズラをするので、その存在が確認できます。

●妖怪「ユッケ女(ユッケオンナ)」
彼女と焼肉を食べに行くと、彼女に憑りついて「ユッケ、食べた~い!」と、わがままを言わせる妖怪です。

●妖怪「ひ、一つ目小僧(ヒ、ヒトツメコゾウ)」
気が弱いくせに食い意地が張っている、という人間に憑り付く妖怪です。全員分あるはずのお菓子の数が 足りないとき、「お前、それ二つ目だろ!」と問い詰めると、みん なは「いいや」と答えるのに、「ひ、一つ目です!」 と、うろたえて答える者がいたら、その人間は間違いなくこの妖怪に憑りつかれています。

これらの妖怪は信じない人には見えません。でも、存在を信じ、精神を研ぎ澄ませ、心の目を開いて周りを見渡せば・・・ほ~ら、いたでしょう・・・この伝説、信じるか信じないかはあなた次第です・・・。

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